私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

以前からホシムクドリはいたが、年々個体数が増加傾向のようだ。他のムクドリ類も何かしら来てはずなので、これから期待。

2011年8月7日(日)赤沼

2011年08月07日 | 大沼・赤沼
■2011/8/7(日)12:02-12:22【天気】曇り時々晴れ
【場所】大沼,赤沼
【種名】カワウ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,コチドリ1,タカブシギ夏羽1,セイタカシギ成鳥♀夏羽1,ハクセキレイ,スズメ(8科11種)
【メモ】蒲生に向かう途中,赤沼にセイタカシギが来ているという情報をいただき,蒲生に寄ってから行ってみますと返事を書いて,赤沼にやってきた。この手のシギは探さなくても目立つからとても助かる。津波でフェンスが全部流され,道路と沼の境目がなくなってしまっている。以前,フェンスがあったところに車を停め,運転席から観察した。最初,ちょっと警戒して離れたが,また餌を採りにやってくるに違いないので,その間カルガモの親子(と言ってもだいぶ大きいが,行動はヒナそのものである)やコチドリ,タカブシギなど見ていた。そのうち,近くにやってきたので,餌を嘴で挟むところを撮ろうとずっとレンズを構えながら見ていた。この個体は♀の夏羽で,下嘴が短く,欠損したか最初から奇形で短いかだ。下嘴が短いシギとは時々見かけることがある。セイタカシギは座ると,踵(かかと)から下のふ蹠骨がやたら長いので,体のかなり前の方まで趾(あしゆび)がいってしまう。谷津干潟でヒナのじゃんこ座りや座った体勢からの立ち方を観察したが(http://www.geocities.jp/aiseisin2006/090613yatsuhigata/)これが非常におもしろかった。
【写真】
  
  
  
  
  
  


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2011年8月7日(日)サギのコロニーと蒲生海岸

2011年08月07日 | 蒲生海岸
■2011/8/7(日)11:06-11:33【天気】曇り
【場所】蒲生海岸・ビール工場
【種名】カワウ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,カルガモ,トビ,キアシシギ夏羽2,オオセグロカモメ,ウミネコ,ハクセキレイ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(10科16種)
【メモ】仙台北ICで降りてサギのコロニーのあるビール工場にきた。以前,コロニーはその前面の新田にあり,その後はビール工場南門右手の人工林で繁殖するようになった。しかし,今回の津波で人工林がダメージを受け,樹木の保護のため枝はらいを行ったことから,巣をかけられなくなったようだ。そこで,南門から少し離れた左手の交差点付近の人工林にコロニーが移った。樹木の種類や木の形状からゴイサギは前より少なく,道路から見えるサギのほとんどがチュウサギとダイサギである。アマサギとコサギも少ないようだ。また大沼周辺の田圃や南蒲生周辺の田圃に行けばいくらでも餌となるドジョウやカエルがとれたが,今回の津波で沿岸部の田畑は壊滅してしまった。例年なら9月になるとアマサギやチュウサギの大群を田圃のところどころで見かけるが,今年はどうだろうか。昆虫類を含め,今回の津波が従来の生態系に及ぼす影響は計り知れないものがあるだろう。
コロニーから蒲生に行ってみると,更地化がほとんど終わっていた。蒲生を守る会の大学時代から何度となく訪れていた蒲生の懐かしい町並みや養魚場の家々はもう完全になくなってしまった。筆舌に尽くせないというのはこのことだ。
干潟にはダイサギ,アオサギ,コサギが採餌しており,キアシシギ2羽が日和山があったわきの養魚場の泥の上にいた。七北田川河口の干潟はコサギ,ウミネコ,オオセグロカモメの群れがいた。
【写真】
  
■チュウサギの幼鳥/ダイサギの幼鳥
  
■ダイサギの幼鳥/給餌のため喉に餌をため込んでいるアマサギ成鳥。
  
■アマサギ幼鳥/ダイサギ幼鳥/争うダイサギ幼鳥
  
■七北田川の干潟に群れるコサギ,ウミネコ,オオセグロカモメ/キアシシギ


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2011年8月7日(日)石巻雲雀野

2011年08月07日 | 石巻雲雀地区
■2011/8/7(日)7:40-8:36【天気】曇り
【場所】石巻雲雀野
【種名】カワウ,カルガモ,マガモ,トビ,シロチドリ5,メダイチドリ23,キョウジョシギ4,トウネン夏羽3,ハマシギ夏羽10,キアシシギ夏羽6,ソリハシシギ夏羽2,オオセグロカモメ,ウミネコ,ヒバリ,ハクセキレイ,カワラヒワ,スズメ,ムクドリ,ハシボソガラス,ハシブトガラス(12科20種)
【メモ】昨日のように霧はなかったが,シギチはほとんど北岸にいて,スコープを持って行かなかったので,細かいところは観察できなかった。キョウジョシギが南防波堤前の埋め立て地にいた。最終的に4羽で飛んでいたが,目の前で観察できたのは3羽だった。他は特筆すべきことはなかった。
【写真】
  
■マガモとキアシシギ/海水が常時流入していた東・南防波堤境付近にいたカニ類/南側防波堤と埋め立て地の様子。
  
■2羽で「狩り」をするキョウジョシギ。
  
■北側埋め立て地のシギチの様子


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