■2012/5/12(土)5:53-9:03【天気】天気晴朗なれど波かなり高し
【場所】金華山沖
【種名】アビ,シロエリオオハム,ハジロカイツブリ,クロアシアホウドリ1,オオミズナギドリ+++,アカアシミズナギドリ1+,ハイイロミズナギドリ+++,ハシボソミズナギドリ+++,ウミウ,ヒメウ,トビ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ミツユビカモメ,ウミスズメ+,ウトウ++,(8科16種)キタオットセイ1
【メモ】今シーズン2回目の金華山沖アホウドリ類調査。心配していた天気も晴れ,今日はばっちりと心弾んで仮桟橋へ。しかし,「今日の波はよくないね」の一言で不安がよぎる。港内は晴れているし,波もそんなに高そうには見えなかった。しかし,出発してすぐにそれは現実のものとなった。今まで,金華山沖調査で乗った船では最悪の波のコンディション。今までの経験だとうねりは高く,雨がざあざあ降っていても,根性で撮影できる。行きが楽勝で帰りがアゲインストで,スクリューが上がるのがわかるような状態で波にアタックしていくような感じでもノープロブレム。しかし,今回は違った。キャノンのISが全く効果無し。ピントも合わない。何しろあらゆる方向に完全にランダムに波が襲うので,カメラを構えるのがやっとで,撮影しようと一瞬でも両手を手すりから離そうものなら,後ろにひっくり返る。何度ひっくり返ったかわからない。ISで対応できるような揺れではなく,ピントが合うような揺れでもないのである。それでも何とか,波浪計の所まで行って,いつもはさらにそこから進んで,アホウドリ類やミズナギドリの密度の濃い海域までいくのだが,今回の場合,もっと人生を先延ばししたいのなら,ここで折り返すのが正解。帰港もまた同じように困難を極めた。しかし,写真は確かに揺れすぎて波飛沫も激しく撮影できなかったが,海鳥の個体数はかなり多かった。金華山を過ぎる頃には,アビ類が多く飛翔し,ハシボソ,ハイイロミズナギドリの数もかなり多い。ウミスズメもかなり出る。その中でも頻繁に出たのがウトウで,これで波がなかったら近くでウミスズメもウトウもでっかく撮り放題だった。途中,仙台港を目指す太平洋フェリーの「M.S KISO」と出会う。その周りをハイイロミズナギドリの大群が飛ぶ。フェリーからは見慣れた光景だ。しかし,今乗っている船から見る風景は別物だ。海が近く海鳥が近い。キタオットセイが船のすぐ近くに顔を出す。やはり5月中旬はかなりいい。来年も4月下旬,5月下旬に船に乗るつもりだ。羅臼のネイチャークルーズのHPを見ると,「うらやましがる」性格でない自分もついつい羨ましくなってしまう。定年退職したら,1ヶ月は夏と冬に居続けると思う今日この頃であった。
【写真】
■ハジロカイツブリ夏羽/高波と金華山
■シロエリオオハム冬羽。2枚目はアビ類以外ではあまり見たことがない飛翔ポーズ/ミツユビカモメ冬羽
■金華山付近。ヒメウ,ミズナギドリ類。ここまで上下左右ランダムに揺れるかという状態。
■ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,オオミズナギドリの群れ
■ウミズズメ夏羽,ウトウ夏羽,アカアシミズナギドリ
■「きそ」とハイイロミズナギドリの群れ/キタオットセイ
Copyright(C)2012 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.
【場所】金華山沖
【種名】アビ,シロエリオオハム,ハジロカイツブリ,クロアシアホウドリ1,オオミズナギドリ+++,アカアシミズナギドリ1+,ハイイロミズナギドリ+++,ハシボソミズナギドリ+++,ウミウ,ヒメウ,トビ,オオセグロカモメ,ウミネコ,ミツユビカモメ,ウミスズメ+,ウトウ++,(8科16種)キタオットセイ1
【メモ】今シーズン2回目の金華山沖アホウドリ類調査。心配していた天気も晴れ,今日はばっちりと心弾んで仮桟橋へ。しかし,「今日の波はよくないね」の一言で不安がよぎる。港内は晴れているし,波もそんなに高そうには見えなかった。しかし,出発してすぐにそれは現実のものとなった。今まで,金華山沖調査で乗った船では最悪の波のコンディション。今までの経験だとうねりは高く,雨がざあざあ降っていても,根性で撮影できる。行きが楽勝で帰りがアゲインストで,スクリューが上がるのがわかるような状態で波にアタックしていくような感じでもノープロブレム。しかし,今回は違った。キャノンのISが全く効果無し。ピントも合わない。何しろあらゆる方向に完全にランダムに波が襲うので,カメラを構えるのがやっとで,撮影しようと一瞬でも両手を手すりから離そうものなら,後ろにひっくり返る。何度ひっくり返ったかわからない。ISで対応できるような揺れではなく,ピントが合うような揺れでもないのである。それでも何とか,波浪計の所まで行って,いつもはさらにそこから進んで,アホウドリ類やミズナギドリの密度の濃い海域までいくのだが,今回の場合,もっと人生を先延ばししたいのなら,ここで折り返すのが正解。帰港もまた同じように困難を極めた。しかし,写真は確かに揺れすぎて波飛沫も激しく撮影できなかったが,海鳥の個体数はかなり多かった。金華山を過ぎる頃には,アビ類が多く飛翔し,ハシボソ,ハイイロミズナギドリの数もかなり多い。ウミスズメもかなり出る。その中でも頻繁に出たのがウトウで,これで波がなかったら近くでウミスズメもウトウもでっかく撮り放題だった。途中,仙台港を目指す太平洋フェリーの「M.S KISO」と出会う。その周りをハイイロミズナギドリの大群が飛ぶ。フェリーからは見慣れた光景だ。しかし,今乗っている船から見る風景は別物だ。海が近く海鳥が近い。キタオットセイが船のすぐ近くに顔を出す。やはり5月中旬はかなりいい。来年も4月下旬,5月下旬に船に乗るつもりだ。羅臼のネイチャークルーズのHPを見ると,「うらやましがる」性格でない自分もついつい羨ましくなってしまう。定年退職したら,1ヶ月は夏と冬に居続けると思う今日この頃であった。
【写真】
■ハジロカイツブリ夏羽/高波と金華山
■シロエリオオハム冬羽。2枚目はアビ類以外ではあまり見たことがない飛翔ポーズ/ミツユビカモメ冬羽
■金華山付近。ヒメウ,ミズナギドリ類。ここまで上下左右ランダムに揺れるかという状態。
■ハシボソミズナギドリ,ハイイロミズナギドリ,オオミズナギドリの群れ
■ウミズズメ夏羽,ウトウ夏羽,アカアシミズナギドリ
■「きそ」とハイイロミズナギドリの群れ/キタオットセイ
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