会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都一人旅第3日目ー4修学院離宮

2009-12-28 11:33:03 | 旅行
12月28日(月) 官庁御用納め  昨晩、ラッシュは落ち着かなかった。夕方お迎えにくる家人がいない。何度も何度も玄関に出向いた。午後11時過ぎやっとあきらめて寝た。午前4時 新聞配達の音で起き、大きく吠えた。明かりをつけてしばらくいっしょにいたら安心して寝た。犬は寂しがりやだと思った。
 
   9日(水)   上離宮を後にして
「隣雲亭」の洗詩台に腰を下ろし、滝から池に注ぐ沢を真下に望み、紅葉谷方面に縦に深入っている浴竜池などの眺望をしばしの間楽しんだ。軒下の三和土(たたき)には赤と黒の小石の「一二三石(ひふみいし)」があり、雄大な景観に対してあまりにも慎ましい。この意匠に華道にも造詣の深かった上皇が偲ばれる。
 
「隣雲亭」を後にして沢伝いに階段を下り、浴竜池のほとりへと歩く。左手に「千歳橋」や中島の「窮邃亭」を見ながら土橋を渡り、池の周りを巡った。上皇が舟遊びをされた西浜の舟着き場には舟を繋留した石も残っていた。約1時間半の見学を終え、修学院離宮を出た。
 修学院離宮の写真を数枚アップします。ごらんください。
■上離宮の隣雲亭への石段 大刈り込みのなかに設けられた急な石段はあたりの景観を一瞬覆い隠す。■
■中島と北岸を結ぶ約16メートルの土橋。わずかな反りをもつ。素朴な欅の欄間には菊花紋の留金具が鈍色に光っている。■

■千歳橋 窮邃亭と万松場を結ぶ橋で、1824(文政7)年の大修理の際に京都所司代・内籐信敦が献上した。東側の宝形造りの屋根に瑞草をくわえた金銅の鳳凰が飾られている。西側は寄棟造りのあずまや■

■中離宮客殿の網代の欄干 内仏間の外に巡らされた鉤の手の榑縁の手すりは、網を干した形。直線を数本組み合わせ他簡素なものだが、磨かれたセンスが漂っており、見どころの一つである。■

■中離宮客殿杉戸鯉の図 一の間と二の間の境に親子の鯉が描かれている。あまりにも生き生きと描写されているところから鯉が抜け出すのを防ぐために後で網を描き加えたという伝説もある。■
■渓流を堰き止めるために築かれた、200メートルにおよぶ人口堤の脇に舟を繋留した大きな石がある。■