2016年3月11日(金)くもり 7.1℃~-2.0℃
「東日本大震災五周年追悼式を視聴して思う」
3月11日 政府主催の東日本大震災五周年追悼式が東京都国立劇場で行われた。福島、岩手、宮城三県の遺族や安倍晋三首相、天皇、皇后両陛下ら計1090人が参列し、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうし、犠牲者を悼み、重い教訓をかみしめながら、引き続き復興に取り組むことを誓った。
この日はNHKをはじめとして民放各局も震災関係の報道をしていた。
5年の歳月は岩手や宮城と原発事故のあった福島との復興の進捗状況は違う。だが正直言って全体的に風化が進んでいるように思う。
首相の式辞「被災者の方々お一人お一人が置かれた状況に寄り添いながら」や天皇陛下のお言葉「これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切」とあるように、国民の一人として寄り添うとはどうすればよいか考えていきたい。
首相と天皇陛下は同じような思いを述べられているがニュアンスが違う。
天皇陛下は皇后様と一緒に、被災地へ何度もお出でになり心からのお言葉を話し、住民と真摯に触れ合ってくださっているのが映像を通しても良く分かり心にしみる。
首相も被災地に何度も訪れるが、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉については長期にわたるが進めていくと明言している。しかし、第二原子力発電所の廃炉には言及しない。日米の原子力企業とタイアップしながら、国内でも国外でも原子力発電を推進しようとしている。
福島県の除染物の中間貯蔵地もままならぬのに、現在停止している日本国内の原子力発電所から出る放射能廃棄物の処理はどうするのかと思ってしまう。資源のない日本だから原子力発電が必要というけれど本当にそうだろうか。実際、原子力発電を停止していても電力は供給されている。石炭、石油などの化石燃料に依存すれば、温暖化が進むといわれている。では、どうすればいいでしょうね?。
太陽光、地熱、風力、水力、バイオマス発電などへ力点を置く時代になったのではないだろうか。
、
首相の式辞は
「前略・・・・・
被災地では、いまだに多くの方々が不自由な生活を送られています。原発事故のために、住み慣れた土地に戻れない方々も数多くおられます。被災地に足を運ぶ度、「まだ災害は続いている」、そのことを実感いたします。その中で、一歩ずつではありますが、復興は確実に前進しています。住まいとともに、なりわいの再生も本格化しています。
被災者の方々お一人お一人が置かれた状況に寄り添いながら、今後とも、心と体のケアや新たな地域社会の形成、被災地の産業の振興への支援などに力を注ぎ、魅力ある地方の創生につながるような復興を実現していく所存です。・・・・・・後略」
天皇陛下のお言葉は
「前略・・・・・・
あれから5年、皆が協力して幾多の困難を乗り越え、復興に向けて努力を続けてきました。この結果、防災施設の整備、安全な居住地域の造成、産業の再建など進展が見られました。しかし、被災地で、また避難先で、今日もなお多くの人が苦難の生活を続けています。特に、年々高齢化していく被災者を始めとし、私どもの関心の届かぬ所で、いまだ人知れず苦しんでいる人も多くいるのではないかと心に掛かります。
困難の中にいる人々一人ひとりが取り残されることなく、1日も早く普通の生活を取り戻すことができるよう、これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。 ・・・・・後略」
「東日本大震災五周年追悼式を視聴して思う」
3月11日 政府主催の東日本大震災五周年追悼式が東京都国立劇場で行われた。福島、岩手、宮城三県の遺族や安倍晋三首相、天皇、皇后両陛下ら計1090人が参列し、地震発生時刻の午後2時46分に黙とうし、犠牲者を悼み、重い教訓をかみしめながら、引き続き復興に取り組むことを誓った。
この日はNHKをはじめとして民放各局も震災関係の報道をしていた。
5年の歳月は岩手や宮城と原発事故のあった福島との復興の進捗状況は違う。だが正直言って全体的に風化が進んでいるように思う。
首相の式辞「被災者の方々お一人お一人が置かれた状況に寄り添いながら」や天皇陛下のお言葉「これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切」とあるように、国民の一人として寄り添うとはどうすればよいか考えていきたい。
首相と天皇陛下は同じような思いを述べられているがニュアンスが違う。
天皇陛下は皇后様と一緒に、被災地へ何度もお出でになり心からのお言葉を話し、住民と真摯に触れ合ってくださっているのが映像を通しても良く分かり心にしみる。
首相も被災地に何度も訪れるが、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉については長期にわたるが進めていくと明言している。しかし、第二原子力発電所の廃炉には言及しない。日米の原子力企業とタイアップしながら、国内でも国外でも原子力発電を推進しようとしている。
福島県の除染物の中間貯蔵地もままならぬのに、現在停止している日本国内の原子力発電所から出る放射能廃棄物の処理はどうするのかと思ってしまう。資源のない日本だから原子力発電が必要というけれど本当にそうだろうか。実際、原子力発電を停止していても電力は供給されている。石炭、石油などの化石燃料に依存すれば、温暖化が進むといわれている。では、どうすればいいでしょうね?。
太陽光、地熱、風力、水力、バイオマス発電などへ力点を置く時代になったのではないだろうか。
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首相の式辞は
「前略・・・・・
被災地では、いまだに多くの方々が不自由な生活を送られています。原発事故のために、住み慣れた土地に戻れない方々も数多くおられます。被災地に足を運ぶ度、「まだ災害は続いている」、そのことを実感いたします。その中で、一歩ずつではありますが、復興は確実に前進しています。住まいとともに、なりわいの再生も本格化しています。
被災者の方々お一人お一人が置かれた状況に寄り添いながら、今後とも、心と体のケアや新たな地域社会の形成、被災地の産業の振興への支援などに力を注ぎ、魅力ある地方の創生につながるような復興を実現していく所存です。・・・・・・後略」
天皇陛下のお言葉は
「前略・・・・・・
あれから5年、皆が協力して幾多の困難を乗り越え、復興に向けて努力を続けてきました。この結果、防災施設の整備、安全な居住地域の造成、産業の再建など進展が見られました。しかし、被災地で、また避難先で、今日もなお多くの人が苦難の生活を続けています。特に、年々高齢化していく被災者を始めとし、私どもの関心の届かぬ所で、いまだ人知れず苦しんでいる人も多くいるのではないかと心に掛かります。
困難の中にいる人々一人ひとりが取り残されることなく、1日も早く普通の生活を取り戻すことができるよう、これからも国民が心を一つにして寄り添っていくことが大切と思います。 ・・・・・後略」