大学時代、フルートをやっていて、一年のころはともかく二年くらいになったときにはけっこう何でも吹けるようになって、いろいろ挑戦するようになってきた。
新しめのフランスものとかは、難しく聞こえても、練習すればかなりいけて、聞き映えもする。バッハとかは、粗がよくわかるから(^^;;難しいんだけど、それでも吹けるようになるとちゃんとかっこよく聞こえる。
どーにもならなかったのはモーツァルト。これが煮ても焼いても食えない。
妙に吹きにくくて、必死でやってもぜんぜん上手に聞こえない。なんかフルートに悪意でもあるんじゃないかという吹きにくさだ。そんなわけで、人前でモーツァルトを吹いたことはない。
話は変わって、ピアノ曲のほう。別にフルートと違って、「ピアノに悪意があるんじゃないか」というようなことはなく、むしろとってもとっつきやすく、弾きやすく見える。音符も混み過ぎてなくて、シンプル。
ところがこれが、弾いてもさっぱりサマにならない。音階ひとつきれいに弾けない私が弾くと、たいへんカッコ悪い。音を探して…あぁここだったなんて慌ててぐしゃ、と叩いてしまうと、さらに台無し。
だから、発表会で弾くのに、モーツァルトを選んだことはない。というより、私の場合たいていは人前で弾く曲を長々と練習しているわけなので、必然的に、モーツァルトを弾いたこと自体あんまりないというわけだ。でも、聞くのは好き。
先日のホームコンサートで、すっかりモーツァルトな気分になってしまった私は、次のレッスンに、モーツァルトのソナタの楽譜を抱えて出かけていった。なにしろ、日曜日までバラードにかかりっきりでまったく他の曲を弾いておらず、見てもらえる曲はないので、単に次の曲選びの相談をしながら雑談とかするだけだ(^^;;
次の発表会は三月。ファツィオリという、イタリアの高級ピアノが弾けるそうだ。これで、何を弾くか?? まず案その1として、フォーレのノクターンNo.4。以前、ホームコンサートではフォーレのノクターンNo.1を弾いたことがあり、これがなかなかうまくいったので、ヤマハでもやってみようという、二匹目のどじょう(?)を狙う趣旨。
先生はこの曲をほとんど知らなかったらしいが、私が最初のほうをよたよたと弾いてみせると、「きれいな曲ね。長さもいいし、問題なさそう。これは大丈夫」ということで候補に。
それから、今更の無謀な挑戦、モーツァルトについて相談。ホームコンサートで「モーツァルトな気分」になってしまって、いろいろ聞いてみた中で、これが気になったのだがといって、K.V.310の三楽章を提案してみた。
すると先生は、もちろんいい曲だけど、これ案外弾きにくいし、あとちょっとこれだけだと短い(今回の枠は7分ある)という。「モーツァルトのソナタを弾くなら二楽章がお奨め!!(^-^)」
先生は、二楽章の美しさがことのほかお好きなようで、例としていくつか弾いてくださったが、どれも、こう、なんというか…そりゃ先生が弾けばきれいだけれども、私が弾いたら、間が持てなくて、退屈で、かっこ悪いんじゃないかなぁ。例えば、こまたろう母さんが素敵に弾いてくださったチャイコフスキーの四季から「10月」を私が人前で弾けないのと同じ理屈である。
それと、二楽章はだいたい、ページ数が短くても時間としては長くかかるもので、二楽章と三楽章合わせて、7分で収まるようなものがあんまりないような気がする。
そこで、いくつか先生のお奨めにマルをつけてもらって、次までに検討してくることになったが、どうもあれこれ調べた結果、曲の長さや、私の弾きやすさからいってあまりよさそうなものは見つからなかった。うーむ。ちなみに、先生推薦のマルは、演奏時間も弾きやすさも度外視されていて、非常にあてにならない(笑)
実は、一番気に入ったのは、「幻想曲」K.V.475だったんだけれどもこれがまた長い。繰り返しを省いても10分は軽く超えそうなので論外。やっぱり難しいかな。
夏にあったヤマハ発表会の録音
「グラナドス スペイン舞曲よりサルダナ」
やたらつっかえているのだが、それを頭でカットしながら聞いていただくと(^^;; わりと雰囲気よく弾けたと思う。「それにしてもここでつっかえないでほしいってところで(byよしぞう)」
今まで、発表会ではラフマニノフ・ラベル・フォーレ・ショパン・ファリャ・プーランクの曲を弾いていて、古いほうにはなかなか行けないでいる。
新しめのフランスものとかは、難しく聞こえても、練習すればかなりいけて、聞き映えもする。バッハとかは、粗がよくわかるから(^^;;難しいんだけど、それでも吹けるようになるとちゃんとかっこよく聞こえる。
どーにもならなかったのはモーツァルト。これが煮ても焼いても食えない。
妙に吹きにくくて、必死でやってもぜんぜん上手に聞こえない。なんかフルートに悪意でもあるんじゃないかという吹きにくさだ。そんなわけで、人前でモーツァルトを吹いたことはない。
話は変わって、ピアノ曲のほう。別にフルートと違って、「ピアノに悪意があるんじゃないか」というようなことはなく、むしろとってもとっつきやすく、弾きやすく見える。音符も混み過ぎてなくて、シンプル。
ところがこれが、弾いてもさっぱりサマにならない。音階ひとつきれいに弾けない私が弾くと、たいへんカッコ悪い。音を探して…あぁここだったなんて慌ててぐしゃ、と叩いてしまうと、さらに台無し。
だから、発表会で弾くのに、モーツァルトを選んだことはない。というより、私の場合たいていは人前で弾く曲を長々と練習しているわけなので、必然的に、モーツァルトを弾いたこと自体あんまりないというわけだ。でも、聞くのは好き。
先日のホームコンサートで、すっかりモーツァルトな気分になってしまった私は、次のレッスンに、モーツァルトのソナタの楽譜を抱えて出かけていった。なにしろ、日曜日までバラードにかかりっきりでまったく他の曲を弾いておらず、見てもらえる曲はないので、単に次の曲選びの相談をしながら雑談とかするだけだ(^^;;
次の発表会は三月。ファツィオリという、イタリアの高級ピアノが弾けるそうだ。これで、何を弾くか?? まず案その1として、フォーレのノクターンNo.4。以前、ホームコンサートではフォーレのノクターンNo.1を弾いたことがあり、これがなかなかうまくいったので、ヤマハでもやってみようという、二匹目のどじょう(?)を狙う趣旨。
先生はこの曲をほとんど知らなかったらしいが、私が最初のほうをよたよたと弾いてみせると、「きれいな曲ね。長さもいいし、問題なさそう。これは大丈夫」ということで候補に。
それから、今更の無謀な挑戦、モーツァルトについて相談。ホームコンサートで「モーツァルトな気分」になってしまって、いろいろ聞いてみた中で、これが気になったのだがといって、K.V.310の三楽章を提案してみた。
すると先生は、もちろんいい曲だけど、これ案外弾きにくいし、あとちょっとこれだけだと短い(今回の枠は7分ある)という。「モーツァルトのソナタを弾くなら二楽章がお奨め!!(^-^)」
先生は、二楽章の美しさがことのほかお好きなようで、例としていくつか弾いてくださったが、どれも、こう、なんというか…そりゃ先生が弾けばきれいだけれども、私が弾いたら、間が持てなくて、退屈で、かっこ悪いんじゃないかなぁ。例えば、こまたろう母さんが素敵に弾いてくださったチャイコフスキーの四季から「10月」を私が人前で弾けないのと同じ理屈である。
それと、二楽章はだいたい、ページ数が短くても時間としては長くかかるもので、二楽章と三楽章合わせて、7分で収まるようなものがあんまりないような気がする。
そこで、いくつか先生のお奨めにマルをつけてもらって、次までに検討してくることになったが、どうもあれこれ調べた結果、曲の長さや、私の弾きやすさからいってあまりよさそうなものは見つからなかった。うーむ。ちなみに、先生推薦のマルは、演奏時間も弾きやすさも度外視されていて、非常にあてにならない(笑)
実は、一番気に入ったのは、「幻想曲」K.V.475だったんだけれどもこれがまた長い。繰り返しを省いても10分は軽く超えそうなので論外。やっぱり難しいかな。
夏にあったヤマハ発表会の録音
「グラナドス スペイン舞曲よりサルダナ」
やたらつっかえているのだが、それを頭でカットしながら聞いていただくと(^^;; わりと雰囲気よく弾けたと思う。「それにしてもここでつっかえないでほしいってところで(byよしぞう)」
今まで、発表会ではラフマニノフ・ラベル・フォーレ・ショパン・ファリャ・プーランクの曲を弾いていて、古いほうにはなかなか行けないでいる。