アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ギロック「聖体行列」…いやダンジョン!?

2012年08月12日 | ピアノ
しぶかう先生のところで見てもらったもう一曲は「聖体行列」。

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聖体行列って何なのかって、ぐぐってみたらば、要するにパンをイエス・キリストに見立てて「その聖体を奉持して町の中を練り歩く」ということらしいですが。ノリがよくわかりません。マッチングの広告で「整体」のスクールとかが出てきてしまうのはご愛嬌(^^;;

曲の雰囲気からいうと、重々しい厳粛な感じでしょうか。標語は「Largo; Maestoso」となっています。ゆっくりで音符の数も少なめですが、案外あなどれないというか、ちょちょいと弾くとなんか様にならない感じです。

様にならなかった理由のひとつは、前の曲でも指摘がありましたとおり、様式感の問題。すぱっと入ってすぱっと切る、入りと出を改善するとややましに。

この曲ならではの難しい部分というと、たとえばココ:

冒頭部分は、右手で二つの音を弾いていくときに、音符についてる「棒」が上にだけ向いているんだけど、ここに来ると上と下に向いている。つまりここは、さっき(和音っぽい)と違って複数声部に分かれているということを意味する。

それで、右手の中の下パートだけ弾いてみたり、左手だけ弾いてみたり、そうやって別々に味わってみてから合わせると…各声部を別々に意識することができて、結果的に不思議と立体的に聞こえるのだ。

…これは、レッスンのときに何度か体験しているのに、結局自分ひとりで弾いているときにはその作業を丁寧にすることができず、混沌としたまま練習してしまうんです。なんで「きちんと」できないんですかねぇ??

それと、しぶかう先生がこだわったポイントはココの左手:

マットで、ひびきのない音で「ズン・ズン」と。

なんかこうやって弾いていると、ほらあんな感じ…ゲームのダンジョンにいて。暗い地下を進んでいくときの音楽。

「ギロックって、バロック風だったりしてもなんかどこか、ゲームっぽかったり、ジャズっぽかったりして、やっぱりちょっと違うんですよね~」としぶかう先生。すっかり伝染しちゃって、ゲームのイメージが離れなくなってしまいましたが。

「聖体行列」だか「ダンジョン」だか。家に帰ってから、アップライトの生ピアノ録音です

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コメント (8)
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