昨日はヨガ前レッスン、ここでは初の連弾レッスンでした。先日、鳥目さんと合わせをしたマ・メール・ロアです。
←いろんな人と合わせてみたいってのはある
つまり、私が1st弾いて先生には2nd弾いてもらったんです。ちょっとどんな感じになるかぜひやってみたかったので。
ピアノ連弾って、同質の楽器で密接して演奏するから、音楽というか呼吸の合い方がすごくわかるよね。これまでいろんな上手な人/先生に連弾してもらったけど、ノリの違いがすごく面白い。
まず、一曲目、「眠りの森の美女のパヴァーヌ」 を合わせてみると、これは特に問題ない…鳥目さんにも「すごくイメージ持って弾いてるのがいい」といってもらったやつ。
先生に連弾の相方をお願いすると、ちょっとした見本弾きとは比べ物にならない長さで先生の音が聞けるわけで、これはとてもお得。先生は別にこの曲を練習してきたわけじゃなくてほぼ初見だと思うけれどさすがのうまさ、フレーズ感ばっちりのきれいさです。
先生は「これは、アンダンテさん得意なパターンですよね~」といってすぐ次へ(30分しかないので先を急ぎます)
次の「親指小僧」は速い曲じゃないけどややこしい曲、先生さくさく弾いているけどどうもあまり連弾慣れしてない?
1stと2ndで手が重なるところの処理をどうするということはあまり考えていないようです。
つまり、どちらの手を上から/下からにするとうまくいくかとか、
あと、同じキーを1stと2ndが連続して打鍵する場合、先にそのキーを弾いた人はそれをレガートに弾いてしまったら次の人が「打鍵」できず押さえるだけになってしまうので、ちょい早めに離脱するってこととか。
まぁ、もし先生とどこかで演奏する機会とかあるんだったら「ここはこうしてください」具体的にお願いして改善を図るけれど、今回は私が弾く練習に付き合ってもらってるだけだからこのままでいいか…
そして先生からダメ出しが出たのは鳥の声でした(artomrレッスンでもいちばん手こずったとこ)。
「ソ#ラ、ソ#ラ、ソ#ラ」
「ファレ、ファレ」
artomr先生と違って(笑)「レが人間ぽい音になってます」という言い方はしませんでしたが、「ソ#ラ、をもっと鋭く弾くほうが合う?」とか「ファレのファをもう気持ちだけ短く切ったらどうかな?」と具体的な工夫を考えてくれました。
鳥の声の部分について、artomr先生から詳細な補足をもらったので以下コピペ:
色々調べるようになってから感じたのですが、どうも西洋では動物って本当に人間とは違うものとして考えられてるみたいなんですね。日本の方が西洋に比べれば動物を自分たちと同じ生き物として感じている気がします。
例えば最近読んだリルケの『ドゥイノの悲歌』っていう詩のなかで、動物は「自意識がなく、死を意識しない」(んなこたぁないと思うんですが)ので人間より永遠に近い存在だ、という考えが書いてます。
さらに『ドゥイノの悲歌』を読んでると、動物の他に、人形や子供も永遠に近い存在として扱われてるのがわかるんですね。その共通点は「自意識がない」ってことなんですよ。
動物や子供に本当に自意識がないかどうかはさておき(笑)、人形には普通は意識ないですね。だからこそ純粋な存在として、人間とは全く違う神に近い存在として語られるんですね。
マ・メール・ロワの鳥はたぶん神ではないんですが、明らかに御伽噺にある「怖い森」を象徴するものなんだと思います。だから鳥の鳴き声は人間の世界とは全く違うもののように響かせるのが適切なんだと思うんですよね。具体的には、それこそ人形のように、木偶の坊みたいなタッチで空気読まない感じで、「カッコー カッコー」とやるといいと思います。打鍵よりも離鍵が重要で、鍵盤をストンと落として、豆腐を切るように音をスパッと切ると、空気読まない感情がない感じになると思います。
---------
非常に適切な分析だと思います。私は最初、artomr先生に「感情がない感じで」と言われたときはなんとなく抵抗あったんですが、鳥の声に感情とか自意識があるのがデフォなのって東洋的なのかもしれないですね。具体的な弾き方についても、「打鍵よりも離鍵が重要」で空気読まないでスパッと切る、ヨガ前先生も結局同じことを言っていますね。(つまりartomr先生レッスンのあとも私がちゃんと弾けてなかったということだが)
次の速い曲「女王の陶器人形レドロネット」 は、すぐ私がわやくちゃになる危険アリアリなのでいちばん実地練習をしたいところです。昨日のレッスン内でもできたりできなかったり。先生は「(細かい音が続くところ)どのみち高音なのでレガートに弾こうとしないでスパスパ弾いちゃったほうが弾きやすい」とアドバイスしてくれました。つまり、最危険個所はとても高い音で、ダンパーがないところなんですよね。だから
「ファレドレラーファドレ」とスラーかかってるところを一音一音切り離した弾き方していても、
実際に響く音に大差ないのです。活舌よく弾くほうがしっかり鍵盤をとらえやすい。
artomr先生に言われた
「ファレドレラドソラファソレファドレ」(早口言葉)
口で言って弾くというのも同じ効果があるわけで。
まぁ、レッスン何度も受けてるよりは自分で練習しろって感じですか。はは(^^;; だって、連弾ってひとりでれんしゅうはなかなかモチベあがらんのよ。
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つまり、私が1st弾いて先生には2nd弾いてもらったんです。ちょっとどんな感じになるかぜひやってみたかったので。
ピアノ連弾って、同質の楽器で密接して演奏するから、音楽というか呼吸の合い方がすごくわかるよね。これまでいろんな上手な人/先生に連弾してもらったけど、ノリの違いがすごく面白い。
まず、一曲目、「眠りの森の美女のパヴァーヌ」 を合わせてみると、これは特に問題ない…鳥目さんにも「すごくイメージ持って弾いてるのがいい」といってもらったやつ。
先生に連弾の相方をお願いすると、ちょっとした見本弾きとは比べ物にならない長さで先生の音が聞けるわけで、これはとてもお得。先生は別にこの曲を練習してきたわけじゃなくてほぼ初見だと思うけれどさすがのうまさ、フレーズ感ばっちりのきれいさです。
先生は「これは、アンダンテさん得意なパターンですよね~」といってすぐ次へ(30分しかないので先を急ぎます)
次の「親指小僧」は速い曲じゃないけどややこしい曲、先生さくさく弾いているけどどうもあまり連弾慣れしてない?
1stと2ndで手が重なるところの処理をどうするということはあまり考えていないようです。
つまり、どちらの手を上から/下からにするとうまくいくかとか、
あと、同じキーを1stと2ndが連続して打鍵する場合、先にそのキーを弾いた人はそれをレガートに弾いてしまったら次の人が「打鍵」できず押さえるだけになってしまうので、ちょい早めに離脱するってこととか。
まぁ、もし先生とどこかで演奏する機会とかあるんだったら「ここはこうしてください」具体的にお願いして改善を図るけれど、今回は私が弾く練習に付き合ってもらってるだけだからこのままでいいか…
そして先生からダメ出しが出たのは鳥の声でした(artomrレッスンでもいちばん手こずったとこ)。
「ソ#ラ、ソ#ラ、ソ#ラ」
「ファレ、ファレ」
artomr先生と違って(笑)「レが人間ぽい音になってます」という言い方はしませんでしたが、「ソ#ラ、をもっと鋭く弾くほうが合う?」とか「ファレのファをもう気持ちだけ短く切ったらどうかな?」と具体的な工夫を考えてくれました。
鳥の声の部分について、artomr先生から詳細な補足をもらったので以下コピペ:
色々調べるようになってから感じたのですが、どうも西洋では動物って本当に人間とは違うものとして考えられてるみたいなんですね。日本の方が西洋に比べれば動物を自分たちと同じ生き物として感じている気がします。
例えば最近読んだリルケの『ドゥイノの悲歌』っていう詩のなかで、動物は「自意識がなく、死を意識しない」(んなこたぁないと思うんですが)ので人間より永遠に近い存在だ、という考えが書いてます。
さらに『ドゥイノの悲歌』を読んでると、動物の他に、人形や子供も永遠に近い存在として扱われてるのがわかるんですね。その共通点は「自意識がない」ってことなんですよ。
動物や子供に本当に自意識がないかどうかはさておき(笑)、人形には普通は意識ないですね。だからこそ純粋な存在として、人間とは全く違う神に近い存在として語られるんですね。
マ・メール・ロワの鳥はたぶん神ではないんですが、明らかに御伽噺にある「怖い森」を象徴するものなんだと思います。だから鳥の鳴き声は人間の世界とは全く違うもののように響かせるのが適切なんだと思うんですよね。具体的には、それこそ人形のように、木偶の坊みたいなタッチで空気読まない感じで、「カッコー カッコー」とやるといいと思います。打鍵よりも離鍵が重要で、鍵盤をストンと落として、豆腐を切るように音をスパッと切ると、空気読まない感情がない感じになると思います。
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非常に適切な分析だと思います。私は最初、artomr先生に「感情がない感じで」と言われたときはなんとなく抵抗あったんですが、鳥の声に感情とか自意識があるのがデフォなのって東洋的なのかもしれないですね。具体的な弾き方についても、「打鍵よりも離鍵が重要」で空気読まないでスパッと切る、ヨガ前先生も結局同じことを言っていますね。(つまりartomr先生レッスンのあとも私がちゃんと弾けてなかったということだが)
次の速い曲「女王の陶器人形レドロネット」 は、すぐ私がわやくちゃになる危険アリアリなのでいちばん実地練習をしたいところです。昨日のレッスン内でもできたりできなかったり。先生は「(細かい音が続くところ)どのみち高音なのでレガートに弾こうとしないでスパスパ弾いちゃったほうが弾きやすい」とアドバイスしてくれました。つまり、最危険個所はとても高い音で、ダンパーがないところなんですよね。だから
「ファレドレラーファドレ」とスラーかかってるところを一音一音切り離した弾き方していても、
実際に響く音に大差ないのです。活舌よく弾くほうがしっかり鍵盤をとらえやすい。
artomr先生に言われた
「ファレドレラドソラファソレファドレ」(早口言葉)
口で言って弾くというのも同じ効果があるわけで。
まぁ、レッスン何度も受けてるよりは自分で練習しろって感じですか。はは(^^;; だって、連弾ってひとりでれんしゅうはなかなかモチベあがらんのよ。
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