ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

金星と満月

2013-11-18 18:48:12 | Weblog
日が暮れて暗くなって、フッと、ベランダから外を見たら、金星が瞬いていた。

黒い山の上に、明るく輝く星。

金星って、こんなに明るかったかしら、としばし見とれる。

そして、夕刊を取りに行こうと、玄関を開けて外に出たら、目の高さに満月が浮かんでいた。

本当に、大きなお盆のように真ん丸の、眩しいくらいに黄色く輝く満月。

まともに、大きな満月を見たのは久しぶり。

17年前に稲城に引っ越しして来た頃は、京王の稲城駅の周りには何もなかった。

稲城駅は高台にあり、ホームから階段を登り改札を出ると、目の前には遮るものは無く、遠くの都心まで素晴らしいパノラマが広がっていた。

仕事で疲れても、この景色を見ると、「さあ、頑張って夕飯を作ろう」 と思った。

そして、約一ケ月に一回の満月の日。

階段を登り改札を出ると、目の前に、真ん丸の大きなお月さんが浮かんでいた。

初めて見た時には、衝撃的だった。非現実的で幻想的で。月ってこんなに大きかったかしら、と。

家々やビルの上に、ポッカリと浮かんでいるのが不思議だった。

帰りのいつもの時間の電車でないと、その、大きな満月とは巡り会えない。

次の電車だと、月は上に動き、大きさも小さくなり、その分輝きも小さくなる。

今は、改札の前には、パン屋さんが出来、スーパーも出来、便利になったが、私は何にもなかった稲城が好きだった。

何にも無く、あるのは駅前の素晴らしい里山。だからここに住む事を決めた。日々の買い物に不便はしたが、それも、楽しい事だった。

どこにもない、オンリーワンの風景。

でも、その里山も住宅地に変わりつつあり、普通の都市近郊の町に変わって行くのが寂しい。


私のデジカメでは満月が上手く撮れない。



コメント
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