ふみさんの日々雑感

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授かる命と旅立つ命

2014-04-17 19:45:59 | 家族
先月、私と娘の誕生会を都心のレストランで家族で祝った。

その時娘が
「お母さんプレゼントがあるよ」
「あ、この間、もらったから、良いのに」
「ビックリしないでね」 と。

それは、超音波写真の胎児だった。

「ほら、まだ、米粒だよ」
「本当に、米粒だね」

本当に、それは米粒そのものだった。

娘の友達に、赤ちゃんが欲しく何年たっても出来ない人や、不妊治療をしている人もいる。

娘も、「もう年だし、出来るかな…」 と言っていた。私は、自然に任せておけばいいよ。出来なければ出来なくても、それなりの人生があるんだから。

次の写真は、そら豆になっていた。

この間の土曜日に、お産をしょうと思っていた病院に、予約を兼ねて診察に一緒に行って来た。

診察室に入って、しばらくして看護師さんが、「お母さんもどうぞ」 と言うので中に入って、超音波映像を見た。

10週目とのことで、今度はちゃんと人間の形をしていた。頭も手も足もある。心臓も動いている。

先生が、上から脇からと写す方向を変えると、まるで自分でクルクル回っているみたいで、娘と笑った。

ズームにしているから大きく見えるが、それでも、大きさはイチゴだという。

何とも、不思議な気がした。

出産予定日が、私の父の命日と一緒だった。それも不思議な気がした。


そして…。

“南ちゃん” の仲間の一人が、彼岸へ旅立って行った。

入院していて、快方に向かっていると聞いていた。

でも、火曜日の南ちゃんの活動日に、もみじさんが見舞いに行ったら、具合が悪くなって違う所に移って会えなかったと言って、皆で心配していた。

毎年毎年、悲しい別れが続いているので、今年こそは、無事に一年が送れますようにと初もうでで、しっかりとお祈りしたのに、お正月明けには母が亡くなっている。


彼がいなかったら、あの南ちゃんの小屋は出来ただろうか。

最初に2年の予定で借りた畑に小屋を建てる時に、「別の所に移っても大丈夫なように、バラして又組み立てやすいように設計したから」 と。

確かに、そこを立ち退く時に、彼の指示通りにバラして、新しく借りた畑に持って行って皆で組み立てた。

お正月明けには、彼の指示で、ペンキの塗り直しもしていた。

知り合いの農家の人から、雨水を溜める大きなタンクをもらったので、屋根にトイを付けて雨水を溜めている。小さな小屋でも、雨が降ればそれなりに溜る。それも、彼の指示で。

去年、「半年、南ちゃんを休むから」 と、何かのお勉強をしていた。絶対に教えてはくれなかったが。

そして、去年の終わりに、「やっと終わったから、来年からは南ちゃんの仕事をするよ」 と言っていた。

今年の始動日の山開きの日には、元気に来て、お神酒を山に捧げていたのに。

とっても、悲しくて寂しい。

今頃は、向こうの世界で私の夫と積もる話をしているだろう。







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