都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

早稲田大学11号館 その2

2007-06-17 | 新宿区  

 昨年解体された11号館。つづいては建物内の様子など。

左:玄関ホール、右:内部正面の吹き抜け階段室
(Cllick:360*480(2枚とも))

 玄関を内側から見ると、アーチ型の吹き抜けになっていて、丸い窓が開いていた。吹き抜け階段室の手摺子はどちらかというと武骨。

脇の方の階段室

 ワックスなどで床はテカテカ。壁は沢山の貼り紙の跡で薄汚れていた。これこそが昔ながらの大学の校舎の雰囲気かもしれない。踊り場には足下の位置にも小窓がある。

左:背面(北側)、右:1F廊下にあった色ガラスの窓
(Cllick:450*600(2枚とも))

 北側中央の2階建て部分は後年の増築だという。当初は北側の12号館もコの字型にして、近くにある3号館のように、連結してロの字型にする構想があったものと思われるが、そうはならなかった。

 贅沢な装飾があまりない中、斜め格子の色ガラス窓は、数少ない装飾。こういう部分だけでも残されると良いのだが、どうなっただろうか。

増築部分へ至る小階段?  Photo 2006.1.19

 撮影時の記憶が曖昧で、どういう目的の階段だったかよく覚えていない。しかし妙な段差を繋ぐ階段だ。

早稲田大学11号館 その1
Tokyo Lost Architecture  
#失われた建物 新宿区  #早稲田大学  #大学 
#近代建築  #屋内階段  #桐山均一 
コメント (4)
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