「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

民進党若手議員のありきたりの誤った質問

2016-10-05 05:47:27 | 2012・1・1
都議会の小池百合子知事の初の所信表明と各党派の代表質問に国民の関心が集まって、衆院予算委はテレビ中継がありながら、今一つカゲが薄い。そんな中で昨日午前中にあった民進党若手議員二人の質問を視聴した。その一人、後藤祐一氏は、先日の前原誠司氏にならって、稲田明美防衛相批判に終始した。民進党は、辻元清美議員も稲田防衛相が終戦の日に全国戦没者慰霊祭に欠席した問題をめぐって質問、稲田防衛相が涙する写真を新聞で見た。

戦前の大日本帝国の軍隊を多少知っている世代にとっては、防衛大臣は陸軍大臣、海軍大臣であり、そのお偉方が人前で涙を流すことなど考えられない。その意味では僕らにとって、稲田さんを防衛相にした安倍総理の任命責任は重い。しかし、この”か細き大臣を連日、国会の場で”いじめる”民進党の戦術はあまり恰好のよいものではない。

二番手の質問者の初鹿明博議員は老人福祉問題で質問にたったが、冒頭から安倍総理に専門の質問には専門の担当大臣を呼んだ方がよいとたしなめらえていたが、それどころか、質問自体に誤りがある始末だ。質問は要介護5,4といった軽度の介護者の中にも認知症がいるのに、福祉施設から締め出されようとしている問題だが、決定されたわけではない。貴重な国会の場で、貴重な時間を使っての審議である。総理の言うように、専門分野に渡るものは担当大臣の出席を求めるべきである。いわんや、誤った資料によって質問するとはもってのほかだ。