「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

総選挙より安定した政治を!

2016-10-12 05:38:32 | 2012・1・1
来年年明けの1月、通常国会前に衆院が解散、総選挙があるという推測が永田町に飛び交い始めたという。自民党の二階俊博幹事長も”選挙の風が吹きはじめた。選挙はそう遠くない”といっている。安倍晋三総理は。これを否定しいるが、菅義義官房長官は、二階発言について、百戦練磨の政治家のカンによるものだ、と否定はしていない。政治家にとっては、選挙はつきものだが、国民にとっては、あまり有り難くない。

まして、今国民の間には今政治不信がみなぎっている。升添前都知事のスキャンダル辞任をはじめ、富山市の政務活動費の不正使用による12人の議員辞任、五輪パラリンピック施設をめぐる都議関係者の不正落札容疑などのモヤモヤなど。また、政治家は、選挙で一儲けするのではというヤッカミさえある。

心配なのは12月に行われる日ロ首脳会談である。安倍総理はロシアのプーチン大統領を迎えて故郷の山口で、わが国最大の外交課題の一つである、北方領土返還にからむ平和条約締結について話し合う。日本のマスメデイアは楽観説を流しているが、大丈夫なのだろうか。解散風が吹きまくる中で、腰を落ち着けて話し合いに臨めるだろうか心配だ。

今、日本の政治に一番重要なのは安定した政治だ。自公による過半数の議席の下、安定している安倍政権である。それをこわしてまで解散し、選挙をする必要があるのだろうか。アベノミクスの第三の矢が、失速気味であるだけに腰の据わった政治が望まれる。