「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

"何度も申請できちまう”オンラインによる10万円特別給付金?

2020-05-14 06:55:16 | 2012・1・1

緊急事態宣言が14日、期限の31日を待たず39県が前倒しで解除される。東京、大阪など8都道府県はひき続き継続されるが、まずはもってご同慶の至りだ。関係者の努力と国民の一致した協力である。ところが今朝の朝日新聞デジタル版を見て気になった。”何度でも申請できちまうというこの記事によると今全国各地の市町村で受付が始まったコロナウィルスによる不況に対する国民一律10万円の特別給付金をめぐって政府が勧めるオンライン手続によると窓口が混乱、何度も申請できてしまうというのだ。

この特別給付金は一度閣議決定までみた来年度補正予算を急遽組み換えして成立したものだ。理由は2008年のリーマン不況の際の国民への支給金が、複雑だったため支給が遅れ、09年にずれ込んだ失敗の反省であった。朝日デジタルの報道が正しければ重大事である。オンライン.システムを再検討しなければならない。場合によっては制度全体も見直さなければならない。支給が遅れるのは必至である。さきの国民へのマスク遅配と言い、どこか政府機能のタガが緩んでいる。

緊急事態宣言のの一部地域の緩EU和で心配なのは国民の気のゆるみだ。世界の傾向を見ると、ウィルス感染は一度おさまったかに見えても第二波、第三波がやってきている。油断大敵である。拙速では困る。