「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

お粗末な検事長と新聞記者の自粛の中の賭けマージャン

2020-05-22 06:52:07 | 2012・1・1

検察界No2といわれる東京地検の黒川弘務検事長(63)がコロナの緊急事態宣言下の夜、2回にわたって産経新聞記者宅で同僚記者と朝日新聞記者をまじえて賭けマージャンをしていた。この週刊文春の報道を受けて安倍総理にT辞表を提出,、戒告処分となった。黒川検事長といえば、折から自らの定年延長を含む検察法改正案審議の渦中の中にいる人物でもある。

黒川検事長の年齢から行けば、昔で言えば60歳の還暦を過ぎご隠居の年頃である。それがいくら高齢者社会の現代とはいえ、社会の指導的立場の検事長が若い記者宅へ押しかけ仲間うちのように卓を囲むとは僕の世代からは考えられない、昔から、記者の取材には「夜討ち朝駆け」といって四六時中、取材先から目を離せなかった。半世紀以上も前、NHKのテレビドラマ「事件記者」が人気を呼んでいあ頃、僕も「夜討ち朝駆け」したが、取材目的で、自宅に相手を呼んだことはないし、逆の場合などありえなかった。

事件の一方の当事者産経新聞の22日付首都圏版は、緊急事態宣言が地元関西の大阪、京都、兵庫三府県で解除されたビッグニュースにもかかわらず「黒川検事長辞任」を一面トップで扱っており、別見出しで,記者二人が数年前から賭けマージャンをしていたことを認め「おわびします」と謝罪記事をのせているが、二人が黒川検事長に直接、仕事(取材)目的であったのかどうかはっきりしない。それにしても、検事長という高官が、かっては。すっからピンの代用挌の新聞記者と賭けマージャンするとは世の中変わってきたものだ。