友人が在日イスラム教徒のための日本語まじりの新聞「アル・ウンマ」を参考までに
と送ってきた。僕も知っている在日30年余のインドネシア人、イドリスノ氏が不定期に
発行しているフリーペーパーである。異教徒の僕にとっては、まったく別世界のニュー
スばかりだが、一つ驚いた記事があった。
「Masjids & Musalla around Japan」という日本全国にあるイスラム教のモスクと祈祷
所の写真入りの紹介である。昔はモスクといえば代々木(東京)と神戸ぐらいしかなか
ったのだが、数えてみると、なんと25もある。東京、大阪、横浜、名古屋、神戸といった
大都市はもちろんのこと、外国人労働者の多い、埼玉県などは八潮、北坂戸、川越、北
本と県内に4か所もある。
イスラム教徒にとって一日5回の礼拝は六信五行の義務である。とくに金曜日の礼拝は
欠かすことは出来ない。昭和50年代、JICA(國際協力事業団)の集団研修のお手伝いし
ていたが、いつもイスラム教徒の研修と礼拝との兼ね合の狹間で苦慮した。彼らは子ど
もの時から、三食食事するのと同じように一日五回の礼拝を行って育ってきており、研修
より優先したがるのだ。
礼拝はメッカの方向に向かって直接の遮蔽物がなければどこでもよいそうだが、礼拝に
先立って身を清浄にする義務がある。回教国のモスクや祈祷所にはその施設があるが、
日本にはそれがなく不便であった。モスクや祈祷所が増えている理由の一つかもしれな
いが、イスラム教徒にいわせると、集団礼拝は教徒の連帯の印だそうである。異教徒に
は理解できない。
と送ってきた。僕も知っている在日30年余のインドネシア人、イドリスノ氏が不定期に
発行しているフリーペーパーである。異教徒の僕にとっては、まったく別世界のニュー
スばかりだが、一つ驚いた記事があった。
「Masjids & Musalla around Japan」という日本全国にあるイスラム教のモスクと祈祷
所の写真入りの紹介である。昔はモスクといえば代々木(東京)と神戸ぐらいしかなか
ったのだが、数えてみると、なんと25もある。東京、大阪、横浜、名古屋、神戸といった
大都市はもちろんのこと、外国人労働者の多い、埼玉県などは八潮、北坂戸、川越、北
本と県内に4か所もある。
イスラム教徒にとって一日5回の礼拝は六信五行の義務である。とくに金曜日の礼拝は
欠かすことは出来ない。昭和50年代、JICA(國際協力事業団)の集団研修のお手伝いし
ていたが、いつもイスラム教徒の研修と礼拝との兼ね合の狹間で苦慮した。彼らは子ど
もの時から、三食食事するのと同じように一日五回の礼拝を行って育ってきており、研修
より優先したがるのだ。
礼拝はメッカの方向に向かって直接の遮蔽物がなければどこでもよいそうだが、礼拝に
先立って身を清浄にする義務がある。回教国のモスクや祈祷所にはその施設があるが、
日本にはそれがなく不便であった。モスクや祈祷所が増えている理由の一つかもしれな
いが、イスラム教徒にいわせると、集団礼拝は教徒の連帯の印だそうである。異教徒に
は理解できない。