自民党の森まさこ議員はいわき市に入り、壮絶な報告をしています。
これはマスコミでは報道されていません。
雨ざらし遺体、届かぬ物資…女性議員が見た「地獄絵図」
★いわき市出身・森雅子参院議員リポート
2011.03.24
壊滅状態となった福島県新地町(森氏提供)【拡大】
東京電力福島第1原発の危機が収まらず、周辺住人は想像を絶する辛苦をなめている。特に「屋内退避」を指示された20-30キロ圏内の住人は、目に見えない放射能の恐怖とともに、風評被害で救援物資が届かない。この圏内にかかる福島県いわき市出身で、自らトラックに乗って物資を届けている自民党の森雅子参院議員(46)=福島選挙区=が、現地の窮状を緊急リポートした。
森氏は11日に大震災が起きてから、作業服を着込み、毎日のように現地入りしている。その様子を次のように語った。
「ガソリンがないため移動ができない。屋内に退避していても、どんどん水や食料が尽きていく。物資を運ぶ人が圏内に入るのを恐れてこないから、届かない。この不安は想像を絶するもので、住民にとっては地獄のような毎日です」
こんなことがあった。20-30キロ圏内の南相馬市やいわき市に来るはずだったガソリンのタンクローリーの運転手が、原発から約60キロ離れた郡山市で降りてしまった。放射能を恐れてのことだ。
そこで、南相馬、いわきの両市は半日かけて市内からタンクローリーを運転する資格を持った人を探し出し、緊急車両などに残されていた少ないガソリンを乗用車に給油して取りに行ったという。
森氏は「いわき市で計った放射線量は1マイクロシーベルトなどで、それほど高くない。でも、取材陣はなかなか入らず、テレビはあまり報じないから、どんどん孤立する。政府は物資の輸送体制を整えてほしい」と話した。
こうした状況と自らの輸送活動をツイッターで訴えたところ、森氏の事務所は「届けてほしい」という救援物資であふれ返り、輸送役を買って出る有志も現れた。
さらに、立ち入り禁止となっている20キロ圏内の信じがたい惨状。
「遺体が運び出せないのです。自衛隊の任務は、遺体を運ぶことではなく、生存者を発見救出して避難させること。遺体を発見すると旗を立てて警察に連絡します。しかし、警察は『立ち入り禁止』を理由に入らない。多くの遺体が冷たい雨のなか、雨ざらしになっている。そこで、家族が被爆の危険を冒して20キロ圏内に入り、警察に電話して初めて遺体を引き取りにきてもらったこともあった」
22日の参院予算委員会。森氏はこうした惨状を切々と訴え、対応を求めたが、政府からは具体的な方策は示されなかった。森氏はいう。
「福島は『地震』『津波』『原発』という三重苦だけでなく、農産物の出荷停止や、関係ないシルク(絹製品)まで返品が相次ぐなどの『風評被害』も加わった四重苦を受けている。原発と風評被害は人災。政府は十分な補償をすべきです」
菅直人首相の目や耳は動いているのか。
ベッラあとがき
西田議員と森まさこ議員は、参議院でもはえぬきのすばらしい議員である。
森議員は、いわき市に乗り込み、このような悲惨極まりない報告をしている。
与党はなぜこれを直視しないのか、ドームの節電がどうだということも大切であろう、でもこれは日本か!
さまざまな事実をきいて書いてきたが、もう我慢ならない。
私にも惨いコメントがしつこく来た。辰巳啄郎さんのブログで「子どもが飢死し、死体がゴロゴロころがっている」という文を転載した時だった。
「そのようなデマを拡大するような人は、ブログを書く資格がありませんね」とあったので削除した。
デマだったらうれしい、と私は答えていた。
でもこれを読んで、あの時よりひどくなっているではないか。
石巻市では避難所の食事はまだおにぎり一個だ。それも一食だけ。
病院では寝たきりの老人に食事が一日一食だ。
それに今日、はじめてテレビが「まず食べるものがほしい、もう4日、何も届いていない」と報道した。
これでも、国民は・・・ああ、悔しい、
物資は道端に雨ざらしのまま、そして届けられないまま放りだされ、ボランティアは「体制ができるまで来るな」と言われ、もう2週間だ。
凍死するお年寄り、朝は冷蔵庫の中のような寒さに毛布一枚・・・これが国家のすることか!
みかねた人が自家用ヘリコプターで運ぶと「違反だ」と叱られ、どんなジャングルだというのだ!
だからアメリカは「どんな開発途上国でも4日目には物資が届く」と言っている。
レンホウは東京のコンビニを見回り、ボランティアの責任である辻元は物資を運ぶアメリカ兵を怒鳴りつける、海江田は被曝した作業員を批難し、菅総理はひきこもり、外務大臣は京都で日韓対談、・・・そして毛布を寄付すると申し出たベトナムには20センチサイズが違うとそっぽを向き・・・本当にここは日本か!
そして政治や外交に携わる人は「国士」ではなかったのか、それとも「売国奴」か。または「オタク」か!!!
私は涙にくれる・・・悔しくて悲しくて・・・。
佐々淳行氏は早々と次のように提言していたのに、民主党政府は一顧だにしなかったのだ!.
「10万の自衛隊」というが、陸路では現地到着は困難であり、空と海の活用が急務。
空は、民間ヘリのボランティア認可(民間への着陸許可が遅い)、ドクター救命ヘリの国費による動員を。
海は、沿岸フェリー、漁船など、民間船舶をチャーターし、第二次大戦のダンケルク撤退作戦の「ダイナモ作戦」を実行せよ。