ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

自民党、森まさこ議員の報告

2011年03月26日 | お知らせ

自民党の森まさこ議員はいわき市に入り、壮絶な報告をしています。
これはマスコミでは報道されていません。


雨ざらし遺体、届かぬ物資…女性議員が見た「地獄絵図」
★いわき市出身・森雅子参院議員リポート

2011.03.24


壊滅状態となった福島県新地町(森氏提供)【拡大】

 東京電力福島第1原発の危機が収まらず、周辺住人は想像を絶する辛苦をなめている。特に「屋内退避」を指示された20-30キロ圏内の住人は、目に見えない放射能の恐怖とともに、風評被害で救援物資が届かない。この圏内にかかる福島県いわき市出身で、自らトラックに乗って物資を届けている自民党の森雅子参院議員(46)=福島選挙区=が、現地の窮状を緊急リポートした。

 森氏は11日に大震災が起きてから、作業服を着込み、毎日のように現地入りしている。その様子を次のように語った。

 「ガソリンがないため移動ができない。屋内に退避していても、どんどん水や食料が尽きていく。物資を運ぶ人が圏内に入るのを恐れてこないから、届かない。この不安は想像を絶するもので、住民にとっては地獄のような毎日です」

 こんなことがあった。20-30キロ圏内の南相馬市やいわき市に来るはずだったガソリンのタンクローリーの運転手が、原発から約60キロ離れた郡山市で降りてしまった。放射能を恐れてのことだ。

 そこで、南相馬、いわきの両市は半日かけて市内からタンクローリーを運転する資格を持った人を探し出し、緊急車両などに残されていた少ないガソリンを乗用車に給油して取りに行ったという。

 森氏は「いわき市で計った放射線量は1マイクロシーベルトなどで、それほど高くない。でも、取材陣はなかなか入らず、テレビはあまり報じないから、どんどん孤立する。政府は物資の輸送体制を整えてほしい」と話した。

 こうした状況と自らの輸送活動をツイッターで訴えたところ、森氏の事務所は「届けてほしい」という救援物資であふれ返り、輸送役を買って出る有志も現れた。

 さらに、立ち入り禁止となっている20キロ圏内の信じがたい惨状。

 「遺体が運び出せないのです。自衛隊の任務は、遺体を運ぶことではなく、生存者を発見救出して避難させること。遺体を発見すると旗を立てて警察に連絡します。しかし、警察は『立ち入り禁止』を理由に入らない。多くの遺体が冷たい雨のなか、雨ざらしになっている。そこで、家族が被爆の危険を冒して20キロ圏内に入り、警察に電話して初めて遺体を引き取りにきてもらったこともあった」

 22日の参院予算委員会。森氏はこうした惨状を切々と訴え、対応を求めたが、政府からは具体的な方策は示されなかった。森氏はいう。

 「福島は『地震』『津波』『原発』という三重苦だけでなく、農産物の出荷停止や、関係ないシルク(絹製品)まで返品が相次ぐなどの『風評被害』も加わった四重苦を受けている。原発と風評被害は人災。政府は十分な補償をすべきです」

 菅直人首相の目や耳は動いているのか。


ベッラあとがき

西田議員と森まさこ議員は、参議院でもはえぬきのすばらしい議員である。
森議員は、いわき市に乗り込み、このような悲惨極まりない報告をしている。

与党はなぜこれを直視しないのか、ドームの節電がどうだということも大切であろう、でもこれは日本か!
さまざまな事実をきいて書いてきたが、もう我慢ならない。

私にも惨いコメントがしつこく来た。辰巳啄郎さんのブログで「子どもが飢死し、死体がゴロゴロころがっている」という文を転載した時だった。
「そのようなデマを拡大するような人は、ブログを書く資格がありませんね」とあったので削除した。

デマだったらうれしい、と私は答えていた。
でもこれを読んで、あの時よりひどくなっているではないか。

石巻市では避難所の食事はまだおにぎり一個だ。それも一食だけ。
病院では寝たきりの老人に食事が一日一食だ。
それに今日、はじめてテレビが「まず食べるものがほしい、もう4日、何も届いていない」と報道した。
これでも、国民は・・・ああ、悔しい、
物資は道端に雨ざらしのまま、そして届けられないまま放りだされ、ボランティアは「体制ができるまで来るな」と言われ、もう2週間だ。

凍死するお年寄り、朝は冷蔵庫の中のような寒さに毛布一枚・・・これが国家のすることか!
みかねた人が自家用ヘリコプターで運ぶと「違反だ」と叱られ、どんなジャングルだというのだ!
だからアメリカは「どんな開発途上国でも4日目には物資が届く」と言っている。

レンホウは東京のコンビニを見回り、ボランティアの責任である辻元は物資を運ぶアメリカ兵を怒鳴りつける、海江田は被曝した作業員を批難し、菅総理はひきこもり、外務大臣は京都で日韓対談、・・・そして毛布を寄付すると申し出たベトナムには20センチサイズが違うとそっぽを向き・・・本当にここは日本か!

そして政治や外交に携わる人は「国士」ではなかったのか、それとも「売国奴」か。または「オタク」か!!!

私は涙にくれる・・・悔しくて悲しくて・・・。
              


佐々淳行氏は早々と次のように提言していたのに、民主党政府は一顧だにしなかったのだ!.

「10万の自衛隊」というが、陸路では現地到着は困難であり、空と海の活用が急務。
空は、民間ヘリのボランティア認可(民間への着陸許可が遅い)、ドクター救命ヘリの国費による動員を。
海は、沿岸フェリー、漁船など、民間船舶をチャーターし、第二次大戦のダンケルク撤退作戦の「ダイナモ作戦」を実行せよ。







コメント (11)
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Franco Corelli - Ingemisco 祈りを!コレッリ「ヴェルディ・レクイエム」

2011年03月26日 | 歌曲
Franco Corelli - Ingemisco


コレッリによるヴェルディ「レクイエム」、デル・モナコより叙情的でより曲に合うような気がします。  

フローラはな様、これをメッセージのお返しに・・・共に祈りましょう。
宗教は関係なしに。
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Mario Del Monaco Ingemisco G.Verdi マエストロ!歌って下さい・・・ヴェルディ「レクイエム」を。

2011年03月26日 | 歌曲
Mario Del Monaco Ingemisco G.Verdi


マリオ・デル・モナコにレッスンを受けることは、イタリアのオペラのアリアを教えて頂くことだった・・・。

ところがひとりのドイツ人のテノールがヴェルディ「レクイエム」の、この曲を一週間もレッスンに持って行った。

デル・モナコは敬虔な気持ちで十字を切り、この曲を丁寧に教えていた。
それを、今、思い出している。

今は亡きマエストロ、この大災害の今、動画ですが、この曲を歌って下さい・・・。
 
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避難所で相次ぐ死亡者、大半は灯油なしの凍死・・・その他

2011年03月26日 | 事件
避難所で相次ぐ死亡者 大半は灯油なしの凍死【政治・経済】2011年3月25日 掲載(ゲンダイ)

菅政権は何をやっているのか

●自殺者の急増も確実
 3月下旬だというのに被災地の東北の寒さはハンパじゃない。
岩手は24日も雪だった。深夜から朝にかけて氷点下の毎日。そんな中で寒くて眠れず、凍死する避難民が増えているからムゴイ話だ。
「新聞社などの集計だと、避難所で死んだ人が30人を超えたという。
死因は公表されていないが、大半は凍死です。灯油が届かない避難所は最悪で、朝方は冷蔵庫の中の寒さと同じです。毛布にくるまっても、小学校の体育館の木の床が冷たくて段ボールを敷いたくらいじゃ、眠れない。それで死んでしまう老人が多いのです。せっかく大地震と津波から生き延びて避難所に逃げたのに、かわいそうなものです」
 こう語るのは、東北を回ってきたボランティアのひとりだ。
 避難所の世話にならず、電気、ガス、水道が通らない半壊の自宅や、ガソリンのない自家用車の中で暮らす被災者の凍死もあるという。実数は、とても30人じゃ済まない。

 さらに自殺者だ。絶望死である。前出のボランティアが続ける。
「一瞬にして、家も仕事もなくなり、さらに家族全員を亡くした人が気持ちが切れてしまうのです。
当初は、安否が分からない家族を捜し、気持ちも張り詰めていたが、次第に目の前が真っ暗になり、悔恨や絶望で、生きていても仕方ないと落ち込んでしまう。
阪神大震災のときもそうだったが、これから急増するはずです」

 テレビで連日流される避難所の映像が全てではない。そのウラには、もっとひどい厳しい現実がある。「道路がない」「配送車がない」と、食料や灯油が山積みされている役所の奥の方で、報道されない悲劇が進行中なのだ。手渡しだろうが、米軍のヘリに手助けしてもらおうが、どんな手を使ってでも、菅政権は、生き残った被災民への物資輸送と人命救助を最優先しなければいけないのだ。事件は、福島原発だけで起きているのではない。

災害の発生は何処でもいつでも時と場所を選ばない。

しかし、その災害が発生した時国民を守るべく策を講じるのが政府の責任だ!

安心して暮らせる国はそうした国だ。



しかし、どうだ?今の日本は?力のない老人が最も犠牲になっているではないか!

餓死・・・凍死・・・ひととして最も限界まで追い詰められての死だ。
                   (漂泊の旅人)


                ベッラあとがき

「ガソリンがないし、なかなか難しいのじゃないか」
「政府も困っているのでは? 批判することは簡単だ」
というコメンテーターの話を聴いていて、力がぬけてくる・・・。

ヤル気あるのか!
アメリカが言うには「どんな開発途上国でも4日あれば、物資は届く」と日本政府の無能を批判している。
みかねたボランティアがヘリコプターで物資を届ければ「違反だ」と注意を受けると言う。
米軍は民主党に相談せずにヘリコプターで物資を届けた。見かねてのことだろう。
そのあとは、政府は自衛隊に丸投げ、「暴力装置」といわれた自衛隊はどれほど働いていることだろうか。
また、自衛隊が被災者救出に大半の力を注いでいる時、ロシアは日本領空を戦闘機で脅かした!
その3日前は「シベリアの過疎地に日本の被災者を」と、メドベージェフはシベリア抑留で65万人以上も強制労働させたあげく死に至らしめた「殺人現場」に、疲れ果てた被災者をと声をかける非情さ。

日本人は怒らないのか!・・・私はたまらない屈辱に震える!!
(ロシアの戦闘機は自衛隊が追い払ったが・・・自衛隊に感謝!)
どうか、外交関係に携わる方々が「役人風」でなく「国士」でありますように!!
日本の名誉の為に働いて下さいますように・・・悲しい歴史を看過なさらないでしっかり受け止めた上で、抗議してほしい!

佐々淳行さんは、その前から外敵への備えを緩めてはいけないことと、被災者の物資については「お願いしてもヘリコプターを持っている個人や企業に物資を運んでもらうべき」と言っている。

テレビで避難所が放映されているが、実際はどうなのか・・・

民主党の怠慢を援護するようなマスコミ報道に、命にかかわる物資は届けなければいけないと訴えたい。

無能な政府の無能な役所仕事で「人ごと」のように軽く扱っているのではないか。
また、国民も「今回は特別なんだから」と変な納得させられていないか・・・心配でたまらない。
国民は義援金がどう使われているのか、物資が一時間もはやく困窮している被災者に届けられるように、気をつけて見護らねばならない。

災害救助には、一刻も早く、というのが一番大切なことである。
また世界各国から、救援物資がどんどん届けられている。

毛布の幅が違うから受け取れない、などとベトナムに文句を言ったり、「お役所仕事」にもあきれる非情さだ。
民主党は中韓の救援隊には空港まで出迎え、台湾がいちはやく救援を申し出たのに2日間も「足止め」させ、無礼千万を働いているのに、あの小さな台湾が47億円も寄付して下さった。
モンゴルも公務員の給料の一日分を義援金にと全公務員に声をかけ、義援金はどんどん集まっているという。

世界各国からの義援金や心温まる物資に、感謝感激をお伝えしたい。
そして政府の無礼を詫びたい。
  
コメント (11)
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