Horowitz plays SchumannTraumerei in Moscow
ソ連から亡命し、指揮者トスカニーニに助けられ、その娘と結婚した天才ピアニスト、ホロヴィッツが晩年、祖国へ帰還、コンサートを開いた。
そしてシューマンの「トロイメライ」を・・・。
私がロストロポーヴィッチの奏でるチェロで「トロイメライ」を聴いたのはずっと昔、あまり素晴らしくて、理屈も何もなく、コンサートが終わって立ち上がることも忘れ、しばらくボーッとしていたことを思う。
祖国を離れざるを得なかったふたりの巨匠の「トロイメライ」は、うっとりするほどの美しさで、そこにはいろいろあったであろう苦難や絶望などが浄化されているようで、言葉にならないほど感動、私自身が癒されていた。
ティータイムにどうぞ♪
☆ 音楽は「論理」で武装するものではありません。
心に響く感性、それは理屈ではなく、せつせつと心に訴えるものです。
また、その人の人生や経験によっても違ってきます。
それらを超える演奏をする人が巨匠。
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