★ 軍事評論家、小川和久氏のお話です。
【前編】北朝鮮は何のためにミサイルを撃っているのか?/北朝鮮の韓国侵攻がありえない理由/北朝鮮の二点豪華主義/特殊部隊20万人のすごさ
北朝鮮のミサイルをはじめとする軍事問題の脅威に付いて・・・北朝鮮がいろいろミサイルを発射する、2017年のミサイル・核兵器を持ったのだ、と金正恩委員長がおおいに言った。
金正恩委員長のことは向こうの文書の英語版ではプレジデント、と呼ばれてる。それは北朝鮮が普通の国になりたいと目指している、という言い方もできるのだが、軍事力の問題をどう見るか?
最近あまり変なことを言う人もいなくなった気がするが。
ちょっと前には北朝鮮が韓国に攻め込むのではないか、という話をしていた。
なぜかというと38度線に韓国と北朝鮮を分けている非武装地帯がある。その北側に北朝鮮軍がいっぱいいる。陸軍を中心に。北朝鮮の陸軍が100万人くらいいる。それが韓国に攻め込んでくるのではないかという人がいっぱいいた。
しかし北朝鮮はそんなことができないとよく知っている。
仮に北朝鮮が強くても韓国が防ぎきれない 韓国に攻め込めないものがある。防衛などでなくそれは構造的な理由がある。どんな強い軍もエアカヴァーがなしには前進できない。空軍などの戦闘機で相手の戦闘機を撃破し、韓国の陸軍を空から撃破する、傘をさしていないと前進できない。
北朝鮮はおカネがないので、韓国と同じレヴェルのエアカヴァーはない。
ゼロといったほうがいい。戦闘機はあるにはあるが3世代、4世代の物が圧倒的に弱く使い物にならない。エアカヴァーをしょうとか航空戦力をチャンと戦わせるためには必要なものがある。
ひとつは空飛ぶガソリンスタンド、空中給油輸送機を4機もっているが今度新しいのに替える予定、
アメリカは空軍と海兵隊が沖縄に27機、海兵隊は岩国基地に来る、アメリカの場合はFA18という海軍の戦闘攻撃機、或いは海軍の戦闘攻撃機、
北朝鮮はこれはゼロであり空飛ぶ司令塔、或いはレーザーサイトがないとだめで、たとえばエヴァ―ワックスというものがあって旅客機のような機体の背中に大きな円盤型の物をロートドームと言う、これは9000メートルくらいの高度のところにいながらあのアンテナで下を見る。例えば360キロ四方の飛行機を全部見る、敵味方もわかる、あるいは敵の航空機に対し電子的な攻撃をする。そういう能力がないと近代的な航空戦はできない。韓国はそういう能力はあまりない。
海兵隊の お互いに油を融通する力を持っている。
韓国にはそれはないがアメリカは沖縄米軍基地から持っていける。本国からも持ってこれる。
どうすれば自分の国が攻め込まれないで済むか、上から攻め込まれないか外交カードをどれくらい使えるか、北朝鮮はかなり侮りがたい。
韓国の将軍たちとよく話すのだが「我々朝鮮民族は国が小さく人口も少ないので頭を使わなければ生きのびられない。
それをとことん突き詰めて考えているのが北朝鮮で、なめては大変なことになる。」と韓国の将軍たちがいっている。
その時は北朝鮮は軍事的には何をやっていたか、一点豪華主義ということばがあるが、北朝鮮は2点豪華主義、1つは核兵器を開発する、それをアメリカなどに打ち込むための弾道ミサイル、これがひとつ。
もうひとつは特殊部隊を大量に持つ。他の軍事力といえば古い飛行機、兵隊はパレードに出てくるのはご飯を食べていて大きいが、周辺部にいる部隊の兵士の平均身長は150センチメートルくらいで、入隊する身長の条件は142センチメートル以上ということで、相当、親の代から栄養状態が悪い、でもそれほどひどいのだが核兵器と弾道ミサイル、特殊部隊はちゃんとやってきた。核兵器を開発してきてまだ小型化しているかどうかはわからないけれど、それをある程度大きなものであっても打ち込むことのできる弾道ミサイルを開発している。これを攻め込まれないための抑止力として
北朝鮮は20万人、アメリカは陸海・予備役も入れて5万人、日本は300人だ。
アメリカと韓国の特殊部隊が共同訓練をした。
もう一つの柱が特殊部隊、アメリカと韓国との共同訓練をしたがその時の報告書でアメリカも出しているが、北朝鮮の特殊部隊の能力はすごい。潜入するのは一度だけできる。潜入したら自分の親部隊との連絡もとれない、無線も全部チェックされる。そういう中で途中でケガをしても自分で何とかしないと救助の軍隊はこない、生きて帰れないと思えと言う状態で、。北朝鮮はこの2つだけでアメリカとやりあっているという話だ。(走り書き)
【後編】北朝鮮は何のためにミサイルを撃っているのか?/最終的な狙いは?/金正恩氏の権力の確立/張成沢氏の粛清・金正男氏の暗殺をふりかえって/「普通の国」になりたい北朝鮮
北朝鮮のリーダーは、権力を確立するために粛清や暗殺もやってのけてきた。一方で彼らが目指すのは「普通の国」になることなんです。・・・話の内容が怖ろしいので走り書きはできなかった・・・
2021.05.12【中国vs世界】反中vs親中の攻防戦激化‼️世界は今確実に中国離れが進んでいる、
台湾WHO参加、EU中国投資協定、最終的にどっちに転ぶか⁉️【及川幸久−BREAKING−】
5月5日にG7で台湾がWHO総会にでることができるようにということだったが、台湾はG7に中国が反対している。
参加国の大多数が「いいですよ」と言えないのが真相で、中国が「ノー」といえばダメである。
WHOなど出なくてもいいではないかという声もあるが台湾にとっては世界の15か国からしか承認されていない、それがWHOに出ることができたら国家として認められる。今後どうなるか台湾にとって試金石である。
反対している中国も逆風を受けている。CAI投資協定、中国の議会、EUの議会が賛成すれば認められるが、英仏は賛成にかかわらず、欧州議会が反対している。まだわからない状況。
中国をウオッチしている英国の はドイツのメルケルが 日本で言えば自民党と経団連のようなもので、ドイツの車を中国に売りたい、
今は欧州議会がウイグルのジェノサイトで批准しないと言っている。
中国にとってもっと強い逆風が吹いているのがオーストラリアであり「一帯一路」をすすめていたのに、ガラッとかわってモリソン政権が「一帯一路を無効に」と見直して無効にする法律的措置をとった。破棄されたのがヴィクトリア州とオーストラリアの国益と一致しないとペイン外相が言っている、ドイツと独自の契約をしてきたが、破棄。州政府も独自に外交政策をしてしまう。おカネがない州が中国に近づくがそれをやめさせようとしている。西オーストラリア州も一帯一路を見なおすようだ。オーストラリアの中でアイパックという団体が「みんなで中国に対抗しよう」とする動きで、日本では山尾志桜里議員や中元議員(元防衛大臣)らが参加している。
まだどっちに転ぶのかわからない状態。(走り書き)
【討論】世界制覇へ?中国経済の強大化[桜R3/5/14]
パネリスト:
海野惠一(スウィングバイ(株)代表取締役)
川島博之(ビングループ主席経済顧問・元東京大学大学院准教授)
藤井聡(京都大学大学院教授)
松田学(松田政策研究所代表・元衆議院議員)
三橋貴明(経世論研究所所長)
森永康平(経済アナリスト)
司会:水島総
【目 次】
00:00:00 準備画面
00:02:02 番組開始(テーマ概要、パネリスト紹介)
★前半テーマ:中国経済の現状
00:06:56 【海野惠一】中共の歴史と中国人民の歴史(現状と全く違う)・・・かつての中国と今の中国は違う(うまく表現されている)
00:14:14 【川島博之】ベトナムから見る中国(恐れ)
00:25:27 【松田 学】米中デカップリングの実態、情報技術の進歩(付加価値の最大の源泉)
00:38:51 【藤井 聡】抗中論(国民国家の樹立、清時代の復元、米覇権からの脱却)
00:48:20 【水島 総】ジェノサイド国会議員アンケート結果解説
00:51:20 【三橋貴明】日米中GDPからみる技術研究開発力、民主制の危機
00:57:35 【森永康平】合理的な範囲での計画、人口問題、貧富の差問題、国内経済政策の重要性
01:06:00 【水島 総】世界革命思想、独ソフトファシズム化、思想と主義の定義、現実を見よ
-三橋貴明:帝国主義化の危惧、国民主権が奪われる危機
-藤井 聡:日本が抗う気概があるかの問題、中全体主義の問題
01:30:05 コマーシャル(「めぐみへの誓い」上映告知あり)
★後半テーマ:日本のとるべき方向性
01:38:40 【海野惠一】日本眼中無し、米意識、習近平と共産党の意向は違う、米中経済状況
-三橋貴明:日本の植民地化懸念
-藤井 聡:財界はクズ、中華未来主義との対決
-松田 学:全体主義化の懸念、理不尽な統制への慣れの恐怖
01:59:51 【川島博之】ベトナムの対中歴史と現在
02:13:02 【森永康平】国内情勢(倒産件数、経済戦争、雇用状況、自殺者数)、政策転換の重要性
02:22:48 【水島 総】政府の政策転換への懸念、積極財政必須
-三橋貴明:公務員対労働人口の事実
-藤井 聡:緊縮財政の悪(経済学・心理学的視点)
-松田 学:資本注入的な発想が必要
02:37:48 【水島 総】原発推進路線、ワクチン接種遅延、日米首脳会議論評
-三橋貴明:今夏の電力危機危惧、政権交代可能性大、ナチス誕生前夜
-海野惠一:日本人のナショナルアイデンティティ欠如、日本はサイバーで台湾を守れ
-藤井 聡:日本人の魂戻す(政治による先導、地域安保ハブ論)→自主独立
-松田 学:財務省緊縮行動原理の変換の必要性
03:02:40 【水島 総】政治家総選別の必要性、八紘一宇精神
-松田 学:財務省改革案、日本型資本主義提案
03:10:50 【各パネリスト総評】選挙、抗中論(東南アジアの中国離れ、中華思想の衰退)
03:20:02 クレジットタイトル(「めぐみへの誓い」上映告知あり)
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フランコ・コレッリ、生誕100年・・・メドレーで「聴きどころ」集です。
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