ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

北朝鮮からロシアに砲弾数十万発分、ハマスにも武器/第3次世界大戦を防ぐには/奥山篤信氏の「リヒテル賛」(5)

2023年10月17日 | 政治

,北朝鮮からロシアに輸送のコンテナ 砲弾なら数十万発分=韓国国防部
【ライブ】ロシア・ウクライナ侵攻 北朝鮮、ロシアに「相当な数の砲弾」供与か/ウクライナ産穀物の輸出再開発表/プーチン大統領「報復の一部だ」 エネルギー施設を攻撃 など(日テレNEWSLIVE ...

米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は13日(現地時間)の記者会見で、ここ数週間にわたり北朝鮮がロシアに対し、ウクライナ侵攻で使われる弾薬などコンテナ1000個分以上の軍備品を提供したと発表した。これを裏付ける衛星画像によると、先月ロシア船が北朝鮮北東部の羅津港からコンテナを積み出してロシア極東沿海地方のドゥナイに移動し、ここからコンテナは鉄道で、ウクライナ国境まで約290キロのロシア南西部チホレツクにある弾薬庫に運ばれた。

カービー氏はウクライナの都市への攻撃と民間人の殺害に使われる武器をロシアに提供した北朝鮮を糾弾すると述べ、ロ朝の武器取引を手助けする場合には制裁を加えると警告した。

この武器取引が事実なら、北朝鮮からのあらゆる武器・関連物資の輸出と、自国船舶を利用した北朝鮮からの武器・関連物資の調達を禁じた国連安全保障理事会決議の違反に当たる。 

韓国外交部の当局者は14日、「朝ロ間の武器類取引に関する協力は国連安保理決議に明白に違反し、朝鮮半島の平和と安定を深刻に脅かす行為」と批判。米国を含む友好国との緊密な協調の下、ロ朝の軍事協力の動向を引き続き注視し、追加措置を検討すると述べた。

mgk1202@yna.co.kr

北朝鮮からロシアに輸送のコンテナ 砲弾なら数十万発分=韓国国防部 (msn.com)

追加リンク ロシアは否定している。
ロシア、北朝鮮からの武器調達否定 「関係構築続ける」 (msn.com)

,北朝鮮がハマスと武器取引で連携 “対戦車兵器”北朝鮮から輸出か 韓国合同参謀本部が分析

FNNプライムオンライン

イスラエルとイスラム組織「ハマス」の軍事衝突が続く中、韓国軍は北朝鮮とハマスが武器取引を行っているとの分析を明らかにした。

韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮とハマスが武器取引や戦術の伝授などで連携しているとの分析を明らかにした。

ハマスが使用している対戦車兵器が、北朝鮮から輸出されたものと考えられるほか、北朝鮮製の放射砲弾がイスラエル近隣の国境地域で見つかっているという。

北朝鮮がハマスと武器取引で連携 “対戦車兵器”北朝鮮から輸出か 韓国合同参謀本部が分析 (msn.com)


Piñera dio marcha atrás con las medidas y mandó tanques a la calle – ContraPoder

イスラエルとイランの大きな戦争にしないことが重要
ジャーナリストの北野幸伯氏は・・・
この問題は、日本にも大きな影響を与える可能性があります。

イスラエルとイランの戦争がはじまったとしましょう。アメリカは、二正面作戦です。習近平は、「今台湾に侵攻すれば、アメリカは台湾を助けることができないだろう」と考えるかもしれない。そうなると、台湾侵攻の可能性が高まる。これでアメリカは、「三正面作戦」です。

その時、金正恩は、「わが軍が韓国に侵攻しても、アメリカは動けないだろう」と考えるかもしれない。習近平が、「絶対米軍は動けない。こんな機会は今回だけだからやっちまえ!」というかもしれない。そうなると、「第3次世界大戦勃発」ですね。

日本は、どうするのでしょうか?
安倍元総理、麻生元総理は、台湾有事の際、日本はアメリカと共に台湾を守ると断言しています!!

というわけで、イスラエルとハマスの戦争が、イスラエルとイランの戦争に拡大しないこと。これが日本の国益になります。

私たちは、イスラエルとハマスの戦いが、大戦争に転化しないことを願いましょう。

北野幸伯氏はさらに次のように言っています。
日本には、「アメリカは、軍産複合体を儲けさせるために、ウクライナ戦争を始め、台湾侵攻を煽っている」という、陰謀論が存在します。
アメリカの動き、中国の動き、ロシアの動き、ウクライナの動きなどをしっかりウォッチしている人は、このような陰謀論を語りません。

アメリカは、2018年から「米中覇権戦争」を戦っています。だから、ロシア―ウクライナ戦争は、アメリカにとって「二正面作戦」になる。当然アメリカは、ロシア―ウクライナ戦争の勃発を望みませんでした。


習近平主席がカナダ首相に「説教」、会談内容のリークに苦言 - CNN.co.jp・・・こんな場面もあった・・・

,中国とカナダ

中国はカナダの軍用機が沖縄県の尖閣周辺の「中国領空」(と言っている!!)に侵入と報道している。
以前から敵対していたカナダと中国は・・・パレスチナ・イスラエルのことであまり大きく報じられていないが両国の問題が広がりそうだ。
【北京共同】中国外務省の毛寧副報道局長は17日の記者会見で、カナダの軍用機が沖縄県・尖閣諸島周辺の「中国領空」に侵入し、中国の主権を侵害したため、中国軍が必要な措置を取ったと主張した。
中国、カナダ軍機が主権侵害と反論 (msn.com)


Sergei Prokofiev | 写真
偉大な作曲家 プロコフィエフ

作家・評論家の奥山篤信氏「リヒテル賛」(5)
◎スヴィヤストラフ・リヒテルに見せられて(5)
~リヒテルとプロコフィエフ ライブ・イン・ジャパン

僕はクラシックファンだという連中に意地悪く<君はプロコフィエフはどうかな?>と聞くと大勢の初心者や似非は難しくてと敬遠する。
僕がプロコフイエフが好きになったのも同じような経路を辿り、本当に痺れたのはあのバレエ<ロメオとジュリエットの10の小品作品75だ。
あの癖のあるなんとも言えないプロコフィエフのあのくだり。ピアニスト松田華音がど迫力でその部分を弾いている。あのギコチナイ旋律こそプロコフィエフの魅力であり、彼自身が自分の作品を構成する要素として「古典的な要素」「近代的な要素」「トッカータ、もしくは "モーター" の要素」「叙情的な部分」「グロテスク」の5つを上げている意味がわかるというものだ。

教科書的にはこういうのだろう。:初期には急進的な作風を取る一方、長期の海外生活中の作品は次第に新古典主義的で晦渋なものとなったが、ソヴィエト連邦への帰国後は社会主義リアリズムの路線に沿った作風へ転換し、現代的感覚と豊かな叙情性を併せ持つ独自の境地へ到り、多くの傑作を生んだ。彼自身の名言として述べている:
〜聴衆が直ちに理解でき、しかも独創的であるような旋律を発見するのは、作曲家にとって極めて困難な課題である。〜
自分で言うのもなんなんだが、僕の言う自分が天性の楽観主義者(実は酷い悲観主義であアンビバレンスな性格もあり)がある人生の時点まで幸運とか天に愛された男だったのかもしれない。爆笑

セルゲイ・プロコフィエフ〜
まさにロメオとジュリエットのあの旋律だ。
スヴィヤトスラフ・リヒテル/ライヴ・イン・ジャパン~プロコフィエフ作品集(2CD)
さて文献から引用すると:
リヒテルとプロコフィエフの出会いは1940年のこと。ピアノ・ソナタ第6番を完成させたプロコフィエフが友人たちの前で試演した際、譜めくりを任されたという若きリヒテル青年。彼はこの難曲を自身で演奏するべく、夏の間に猛勉強し、1940年の秋にこの曲をリサイタルで演奏しました。客席で聴いていたプロコフィエフはリヒテルの演奏に感銘を受け、以降、2人は意気投合し、1943年にはピアノ・ソナタ第7番の初演をリヒテルに委ねるまでにプロコフィエフは彼に全幅の信頼を置くようになる。1946年のプロコフィエフの55歳の誕生日に、リヒテルは『戦争ソナタ』と呼ばれる第6番、第7番、第8番をコンサートで演奏、プロコフィエフは感謝を込めてピアノ・ソナタ第9番をリヒテルに献呈するのですが、この曲の世界初演は1951年4月23日まで行われることはなく、既に病に伏していたプロコフィエフは、その演奏を電話で聴くのみ。リヒテルはプロコフィエフ作品を大切なレパートリーとして、1970年、初来日の際もピアノ・ソナタ第9番をプログラムに組み込み、日本の聴衆に感銘を与えています。まさにこの曲こそ、僕が船でリヒテル夫妻のドアを叩いてサインを求めた二つの一つモスコーーで買い求めたプロコフィエフの第9番が入ったものだったとは!

1981年に東京文化会館で行われたスヴャトスラフ・リヒテルの演奏会の
Disc1
プロコフィエフ:
1. ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82 (1939/1940)
2. ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 Op.103 (1947)
3. 『シンデレラ』よりピアノのための小品 (1942/1944)
争い Op.102-3
ガヴォット OP.95-2
秋の妖精 Op.97-3
オリエンタリア Op.97-6
シンデレラと王子のワルツ Op.102-1
Disc2
4. 伝説 Op.12-6 (1913)
5. 束の間の幻影 Op.22 (1915/1917)より

ブログのティールーム

本日はリヒテルがプロコフィエフのソナタ第7番「戦争ソナタ」を弾いた名演奏です。
Sviatoslav Richter - Prokofiev - Piano Sonata No. 7 in B flat major, Op. 83

 ブログ主・・・このスターリン時代は恐怖政治で、芸術家は暗号のような要素を含めて作曲しました。
ショスタコーヴィチは自分の作曲のシンフォニーに、ビゼー「カルメン」から【ご用心】という歌詞のところの旋律をそっと取り入れたりもしました。ギリギリのところの表現だったのです。
プロコフィエフの最も有名な曲で親しまれている「ロミオとジュリエット」の舞踏の場ですが、風変わりな旋律は陰謀に囲まれた中での重厚な仕上げとなっていて印象的です。西側の作曲家からは考えられない「芸術上の闘い」を検閲を逃れて表現していたように思えます。
奥山篤信氏がこの時点でのプロコフィエフの作風をわかりやすく書いていらっしゃいます。
教科書的にはこういうのだろう。:初期には急進的な作風を取る一方、長期の海外生活中の作品は次第に新古典主義的で晦渋なものとなったが、ソヴィエト連邦への帰国後は社会主義リアリズムの路線に沿った作風転換し、現代的感覚と豊かな叙情性を併せ持つ独自の境地へ到り、多くの傑作を生んだ。(奥山氏)
 「教科書的には」とパッと表と裏の表現があることを看破され、こう書かれた。
それがわからない音楽評論家って多いのです。どういう和音でどんな形式で・・・移調の経緯はこのように展開し・・・などという音楽の上っ面だけの解釈、ところが奥山氏はこうした閉ざされた恐怖の政治の中でどのように「独自の境地」を開いてきたか、次の言葉にもその経過がきりっと書かれているのだ。

あのギコチナイ旋律こそプロコフィエフの魅力であり、彼自身が自分の作品を構成する要素として「古典的な要素」「近代的な要素」「トッカータ、もしくは "モーター" の要素」「叙情的な部分」「グロテスク」の5つを上げている意味がわかる。(奥山篤信氏)

ロミオとジュリエット
Prokofiev Romeo and Juliet -- Ball Scene (Macmillan)

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