Vladimir Horowitz - The Last Romantic 10/12 Scriabin - Etude n C-Sharp Minor Op 2 No. 1
ホロヴィッツ晩年の映像、最初は楽しんでワシントンポストを弾いていたが、妻のワンダ夫人は浮かぬ顔、恐妻だったらしい。
ホロヴィッツ夫人は名指揮者トスカニーニの娘である。(亡命したホロヴィッツを救ったのがトスカニーニだった)
会話は英語だが字幕はドイツ語、それによればホロヴィッツの母親と親交のあったスクリャービンのエチュードを弾く。
このころはかつての鋭敏さはなく、批評家の吉田秀和などは「ヒビのはいった骨董品」と言ったが、技術的な衰えはかくせない。
吉田秀和の批評を知って、ホロヴィッツは帰国してからも日本のファンをがっかりさせたと長く悩んでいた。
しかし・・・心を深くうつのは・・・。
祖国の曲を奏でるホロヴィッツの微笑みはどこか悲しい。
祖国を失った芸術家、そして奏でるのはロシアの作曲家スクリャービンの曲・・・
スクリャービンはホロヴィッツの母に「この子はきっと素晴らしいピアニストになる」と言ったそうだ。
漫画「神童」(さそうあきら著)では、老ピアニストが登場、ホロヴィッツがモデルとされている。(私は読んでいない)
この動画は、荒波を共に渡ってきた老夫婦、ホロヴィッツ夫妻のひとコマである。
ベッラ・カンタービレ Bella Cantabile
ブログの開設から 1181 日
8月18日のアクセス数 閲覧数:4,146PV
順位: 675位 / 1,621,216ブログ中
ホロヴィッツ晩年の映像、最初は楽しんでワシントンポストを弾いていたが、妻のワンダ夫人は浮かぬ顔、恐妻だったらしい。
ホロヴィッツ夫人は名指揮者トスカニーニの娘である。(亡命したホロヴィッツを救ったのがトスカニーニだった)
会話は英語だが字幕はドイツ語、それによればホロヴィッツの母親と親交のあったスクリャービンのエチュードを弾く。
このころはかつての鋭敏さはなく、批評家の吉田秀和などは「ヒビのはいった骨董品」と言ったが、技術的な衰えはかくせない。
吉田秀和の批評を知って、ホロヴィッツは帰国してからも日本のファンをがっかりさせたと長く悩んでいた。
しかし・・・心を深くうつのは・・・。
祖国の曲を奏でるホロヴィッツの微笑みはどこか悲しい。
祖国を失った芸術家、そして奏でるのはロシアの作曲家スクリャービンの曲・・・
スクリャービンはホロヴィッツの母に「この子はきっと素晴らしいピアニストになる」と言ったそうだ。
漫画「神童」(さそうあきら著)では、老ピアニストが登場、ホロヴィッツがモデルとされている。(私は読んでいない)
この動画は、荒波を共に渡ってきた老夫婦、ホロヴィッツ夫妻のひとコマである。
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この映像では、「弾かされている」という感じなので、トロイメライに比べると今ひとつ感動が湧き出ませんが、何かこの天才の人間的な部分に触れ合った感じで、とてもいとおしく感じてしまいます。あるいは、こちらのほうが親になって、子を見守っているような心境とでも言えばいいのか。
余談ですが、スクリャビンって、こんなに分かり易くロマンティックな曲も書いていたんですね。
トスカニーニの娘であるワンダ夫人はそれは厳しいかたで、はめをはずしがちなホロヴィッツをコントロールなさっていたようです。
夫であるとともに、子供のような・・・ワンダ夫人は自分は「天使」だと言っています。
一人娘が亡くなり、夫妻は音楽だけになってしまった・・・悲しいですね・・・。
スクリャービンのエチュードは、拙ブログにあります。ホロヴィッツやキーシンが弾いていますが、ホロヴィッツは凄いです。
スクリャービンが弾いているのもありますよ。
確か「芸術」のカテゴリーだと思いますが・・・。