ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

Isaac Stern playing Zigueunerweisen 若き日のアイザック・スターン

2011年01月29日 | 芸術
Isaac Stern playing Zigueunerweisen


ヴァイオリン曲やチェロはよく聴いていた。
声楽と非常に近いのだ。

私が好きなのは、シルクのような美しいストラディバリでなく、野放図で荒武者のようなグワルネリ(ガルネリとも書かれる)のヴァイオリンである。

中でもアイザック・スターンを聴いてから、来日公演はほとんど聴きに行った。繊細なヴァイオリンでなく、なんという大胆さ、そして音楽の流れは「こうなる」という必然を聴衆に納得させるような骨太の音楽!

この動画はスターンの若いころの演奏で、有名な「ツィゴイネルヴァイゼン」の抜粋、映画に特別出演したものだと思う。

彼の活動は音楽家として以外も、素晴らしいものがあった。
ニューヨーク市はカーネギーホールを潰し、駐車場をつくろうとした時、すべてのジャンルの音楽家を率い、反対したのがスターンだったし、戦場にも出掛けて演奏する、という大胆無双の演奏家だった。

彼はロシア革命で亡命したユダヤ人演奏家だった。
両親は彼を「靴屋」にしたい、と思ったが・・・音楽の才能に気付いた周囲がレッスンを受けることをすすめたという。
今の英才教育では・・・ちょっと違うかな?
数年前に亡くなった。
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アラブの行方はどうなる・・・地中海騒然への道再来か?

2011年01月29日 | 政治

日本も大変だけど、このアラブの民衆蜂起はどうなるのか、エジプトのムバラク大統領は強大な権力で国を治め、それが地中海の安定、アラブ諸国の安定となっていたときくが、ムバラクが自分の息子に権力を継がせる、というやりかたが反発に油を注いでいるのか、と思われる。

もはやムバラク政権は続かないだろう。
民主化を求める民衆と軍とが手を結んだという情報もある。
また、恐ろしいテロ集団がこれにまぎれて暗躍しているということも懸念されている。
これは早期に手を打たないと予想以上に長引き、世界を不安定にさせていくだろう。
では、読売新聞の記事を転載するのでご一読下さい。


 首都カイロ、戦場の様相=「独裁の象徴」が炎上―エジプト
2011年1月29日(土)08:03
 【カイロ時事】エジプトのムバラク大統領独裁打倒を訴えるデモで警官隊との大規模な衝突が起きた28日、夜間外出禁止令が敷かれた首都カイロでは、大統領の出動命令を受けた軍のヘリコプターが上空を旋回した。独裁の象徴である大統領与党、国民民主党(NDP)本部が炎上して闇夜を赤く染め、機関銃を搭載した装甲車が展開するなど戦場の様相を呈した。

 激しい炎を上げるNDP本部。燃える警察車両―。カイロ中心部は騒乱状態に陥り、日本人観光客も多く訪れる考古学博物館は、貴重な遺物を守るため軍が包囲していると伝えられる。周辺では外出禁止令を無視する群衆に警官隊が催涙弾やゴム弾を発射、夜間に入っても衝突が続いた。

 時事通信カイロ支局のあるザマレク地区は在外公館が多く平穏な地域だが、目抜き通りを時折、デモ隊が行進。風に乗って催涙ガスの刺激臭が室内に流れ込み、周辺では発砲音らしき音も響いている。

 警察力だけではデモを規制できず、大統領は軍に出動を要請。カイロの幹線道路を装甲車の列が進行するという異常事態となった。ロイター通信によると、2000~3000人の群衆が軍車両を取り囲み、よじ登って兵士と握手。群衆は「軍と民衆は団結している」「革命がやってきた」と軍の出動を歓迎したという。 

コメント (2)
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「音楽」は微笑む天使

2011年01月29日 | 日記

老親介護で家にいると、動画で音楽を聴くことが多くなった。
ステレオのある部屋に行き、CDをかけたりする余裕がないからである。

そしてその老親介護は、親への愛と尊敬がなければとても続くようなことではない。
朝、着替えをさせようとすると、拳で叩いてくる、また蹴ってくる。
歯磨きさせると、その辺に水を撒き散らし、腕を振り回して私の背中を拳で精一杯叩く。
食事や投薬時も、口の中のものを私に吐きつけ、スーパーの買い物袋は瞬く間にティッシュで一杯になる。

夜中にトイレに行こうとする父を支えると、またおもいきり叩いてきて昨夜は転倒、しかしまた私がクッションになって、頭を打たないように支え、落ち着かせる。

昔は決して私に手をあげたことがない父。
それを思うと涙がこみあげる。一時的に情緒不安にもなる。
「工作員」の件ではブログの皆様にも護って頂き、あのショックは乗り越えられた。

父をイヤになったことはないし、逃げ出したいと本気で思ったことは一度もない。
その場を逃げたいと思うことはあるが、逃げては世話ができない。
テーブルの下でそっと泣いたことはよくあるけれど、それもゆっくりそんな情緒に浸れる暇はない。
私でないとできない、という誇りもある。(誇り高き私?)

うれしいのは父がもう何年も、入院したり、夜中に救急車で、というのがないことである。
(私が音楽の仕事を捨てて父の面倒を見るまでは父は一年に何度も入院し、そこに私も泊って面倒を見た。
これは本当に大変だった。しかもそれは母が亡くなってまもなくであった。)
そして私は今は家で、このブログを書き、音楽も聴ける。父の面倒も(少し過激だが)家で見ることができる。

私の思想・心情など培ってきたのは「音楽」だった。
「音楽」は私にとって<勝利>でもあった。
いつも私の心に微笑みかけてきた・・・。


☆私の「宗教」は「音楽」なのだ。
これで十分すぎる。
昔からの家の宗派は別として、私個人はどこの宗教にも入らない。そしてこのラインはキッチリ守る。
私はすべての宗教の勧誘を断固として断っている。
たとえ誰がその宗教に熱心でも私は私の考えがある。妥協はしない。

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新星クルティシェフの弾く「マゼッパ」(リスト)

2011年01月28日 | お知らせ
Miroslav Kultyshev - Mazeppa


「マゼッパ」 - ユーゴーの叙事詩に感銘を受けたフランツ・リストの音楽作品。1838年から1851年の作曲。


往年の名ピアニストのリヒテル、ホロヴィッツ、そして世代交代しつつあるポッリーニの演奏から考えると、最近は「小粒」になったなあ、と思う。
オペラもそう、そしてヴァイオリンなどスターンの古武士のような凄さ、オイストラッフの大自然を思わせるスケールなど、何と大胆な演奏だったことか。

まだ未知数の若手、クルティシェフというピアニストに注目している。
彼は音楽の構成力が確かで、強靭なフォルテの音も濁っていない。
ただピアニッシモは、かつてリヒテルが奏でていたような神々しさはない。

リヒテルをはじめて聴いた時、3000人収容のホールが割れるようなものすごいフォルテ、そして神々しい美の極致のピアニッシモの対比に唖然となったことを思い出す。

ソ連という「鉄のカーテン」から、はじめて日本に姿をあらわしたリヒテルの凄さ、この時は一生忘れられない・・・スターリンの粛清におびえ、自分の家の電話番号も覚えられないという精神状態だった彼は、スターリン体制が終わってもそれが癒えることはなかったという。

そして全く違うタイプだが、このクルティシェフ、なかなかのピアニストだ。
ひたすら音楽に身を任せている真摯な姿、小手先の表現を一切つかわず、きちっと構成する音楽的直感が若さに似合わない。

そしてこうした超絶技巧のピアノ曲でも、「刃こぼれ」がない。
超絶技巧そのものよりも、音楽の世界を感じさせる。

しかし、まだ未知数だ。
これからの生き方により、どう伸びるのか・・・。

このピアニストはチャイコフスキー・コンクールで一位ではなかった。しかし、聴衆は「一位だ、一位だ!」と絶賛したという。
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ニュースの見方 青山繁晴 2010 01 26

2011年01月27日 | 政治
ニュースの見方 青山繁晴 2010 01 26


鶏さまがみつけて下さった「アンカー」と同じ日の青山繁晴さんのトークです。「平静の開国」と菅総理が発言したことをはじめ、くわしく電話で話しています。
菅総理の認識の間違いも厳しく指摘しています。

これは大発見!!
鶏さま、本当にありがとうございます♪

日本人はみんな聴きましょう。
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