★ 夕方、電車に乗って都会の大型書店に行った。佐藤健志氏の「右の売国、左の亡国」の発売日だったのになかった。
そして隣接している有名デパートで「地方物産展」を見たり、デパ地下の食材売り場に行き、帰宅が遅くなった。
帰宅して家事を終え、ふと気が付いたら午後9時だった。
買ってきた月刊誌「WILL」を見た。そのまま寝てしまったが、早朝気になってじっくりと読んだ。
この月刊誌に中西輝政氏が投稿しているなんて、手に取って中身を見ないと気が付かなかっただろう。
うっかりしたら見逃すところであった。最近この月刊誌は目次だけは見るが、ほとんど買っていない。
安倍路線だから。同じ意味で「HANADA」も「月刊正論」「月刊日本」も買っていない。
もちろん目次だけはチェックするが。
★★ 月刊誌「WILL」の中西輝政氏の投稿は、重要なことをまとめていて納得した。
ピックアップすると次のようなことになる。
『米VS露中』・・・派遣国と挑戦国の関係では歴史上、「豹変と融和」が繰り返される。
1、トランプパニック・・・会談前、日本国内では一種の「トランプパニック」が拡がっており、本番でごく常識的な線でおさまっただけでも「注目すべき効果」となる。トランプ流交渉術の巧妙さであるが、これは安倍訪米の前日に行われた「米中首脳電話会談」でも如何なく発揮された。・・・習近平に対しトランプ氏は「アメリカはひとつの中国原則を堅持する」と中国を喜ばせた。つまりトランプ氏は日本を「ダシ」にして米中関係の修復に利用したわけである。・・・中国側が支払った代償の中身、それと同じことは日本が支払った代償(それは今後少しずつ明らかになってこよう)の大きさ、ということにもなる。
2、多極化へ・・・① 米中が決定的に対立することはない。・・・「習近平氏とは非常に良い会話ができた。これから良好な関係に向かっていく、これは日本にとっても利益だと思う。これは政治的には「尖閣への安保適用」を大きく減退、日本としては「満額回答」ではない。・・・これにより中国に対しトランプは「張り子のトラ」でしかない。
② 中露は決して離れない。
③ 米露は引き続き対立し続ける。
3、豹変と融和・・・李国強首相とドイツのメルケル首相、いっそう緊密な協力。
米露の接近について、フリン氏の辞任劇から見られるようにありえない。
★ 以上、ご紹介です。詳しくはこの月刊誌を。
・・・古代ローマの英雄スキピオ
ブログのティールーム
アルトゥーロ・トスカニーニの指揮でヴェルディ「運命の力」序曲・・・鬼気迫る名演、
気骨ある音楽家トスカニーニの1944年録音。
La forza del Destino - Overture - Toscanini 1944
・・・ヴェルディの音楽は「スキピオ・スピリット」を感じさせる。