★ 不穏な雰囲気・・・欧米対中露・中東など
バイデン大統領「プーチン氏は動くと予想」 ウクライナ侵攻を警告
ウクライナ国境には10万人規模のロシア軍が展開し、軍事侵攻の恐れが高まっている。バイデン氏は、プーチン大統領の今後の判断について「彼は動くと予想する」と述べ、侵攻に出る可能性を指摘した。侵攻すれば、「ロシアにとって大惨事となるだろう」とし、大規模制裁でロシア経済が打撃を受けることになると述べた。また、沈静化に向けたプーチン氏との首脳会談については「可能性はあると思う」と語った。
バイデン氏は昨年1月20日に大統領に就任した。会見では新型コロナ対策や経済について「2100万人がワクチン接種を完了し、600万の新たな雇用を創出した」と1年目の成果を誇った。一方で、新型コロナや物価の高騰が支持率低迷の原因になっていることを念頭に、「国の中に欲求不満と疲れがあるのは承知している」と述べ、この二つの課題に注力する姿勢を強調した。
新型コロナ対策では、ワクチン接種を改めて呼びかけたほか、検査キットの無料配布などの取り組みを進めていると強調。また、「学校閉鎖やロックダウン(都市封鎖)に戻ることはない」として、「我々は新型コロナが日常生活の障害にならないような時期に向け前進している」と述べた。インフレ対策についても、要因の一つである供給網の混乱解消などに取り組むと訴えた。(ワシントン=大島隆、高野遼)
バイデン大統領「プーチン氏は動くと予想」 ウクライナ侵攻を警告 (msn.com)
★ 産経のニュースでは・・・露、近く近海でも大規模演習 ウクライナ情勢へ圧力か (msn.com)
【モスクワ=小野田雄一】ロシア国防省は20日、露近海などで1~2月に海軍と航空宇宙軍による軍事演習を行うと発表した。ウクライナ国境付近での軍備増強を続けるロシアは、さらにウクライナや米国が率いる北大西洋条約機構(NATO)に圧力をかける思惑だ。
発表によると、演習はロシアの近海に加え、地中海や北海、オホーツク海などでも実施。140隻以上の艦艇や60機以上の航空機、約1万人の将兵が参加する。目的は「国益保護に必要な海・空軍力の向上と、海からの軍事的脅威への対抗」だとした。演習の開始日は不明だが、既に大型揚陸艦6隻が地中海に向けて移動を開始したという。
同省は18日、ウクライナやNATO加盟国ポーランドに接するベラルーシ南西部で2月10~20日、ベラルーシ軍との合同軍事演習を実施するとも発表した。ロシアは演習名目で、10万人規模とされるウクライナ国境付近の兵力をさらに増強する形となる。
一方、同省は20日、日本海海域で露太平洋艦隊に所属する潜水艦がミサイル発射訓練を行ったとも発表した。ミサイルは1000キロ以上を飛行し、極東ハバロフスク地方に設置された標的に命中したとしている。
「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和四年(2022)1月20日(木曜日)
通巻7192号
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ブリンケン国務長官、急きょ、ウクライナ訪問
ロシアの侵攻態勢が整った? ベラルーシにもロシア軍
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ホワイトハウスのサキ報道官は1月18日の記者会見で、ロシア軍がウクライナへ侵攻する可能性が高まっていると警告した。
いったんロシア軍は一万の部隊を撤収させたが、現在まだ十万近いロシア軍がウクライナ国境の四方八方に駐屯し、しかもベラルーシにロシア軍が入って軍事演習を開始する。絶妙のタイミングである。
ベラルーシ南部は広範囲にウクライナと国境を接し、しかもプーチンより遙かに独裁的なルカシェンコが統治する物騒な国、警察国家である。ベラルーシはロシアのほかに味方がおらず、ロシアと行動をともにせざるを得ないのである。
ベラルーシの首都ミンスクは不気味な町で、だれかに歩いていても監視されているような目を感じた。ただし庶民は意外に屈託がなく、レストランはどこも満員で料理もうまく、とくにワインは絶品が多い。若者はスマホとゲームに夢中だった。
筆者は北部のロシアとの国境へも行ったことがあるが、焼けただれた古いシナゴーグや、戦争の残骸の戦車や飛行機を野外に陳列してあった。
プーチンがウクライナ東部に執着するのは、この地区が歴史的にロシア正教の信者が多いからであり、ウクライナ西部は反ロシア正教である。とくに西南に位置し、黒海に面したオデッサは風光明媚、西側の都市と変わらない。オデッサが代表するウクライナの国民はカソリックで精神の紐帯がつよい西側と共通の価値かを持ち、可能ならNATOに加わりたいと念願している。
オデッサには三十万人とも言われるユダヤ人がいたが、殆どがイスラエルと欧米に逃げ出したため、ユダヤ人街区だけは閑散としていた。
しかしモスクワの目から見ればウクライナがNATOに加わろうというのは悪夢のシナリオであり、プーチンは必死にNATOの東方拡大を阻止する政治を行ってきた。
オバマ政権時代に米国はリベラル外交を展開し、民主化運動に深く関与した。その張本人であるヌーランド国務次官はクレムリンが蛇蝎のように嫌う外交官である。
米国やNATOの支援がなくとも、ウクライナはロシアに対し敵対的な姿勢をとり続けるだろう。
▼ウクライナ侵攻は本当に近いのか?
ブリンケン国務長官は1月19日、急きょ、ウクライナ訪問しゼレンスキー大統領と話し合った。
ドナルド・トランプ大統領とプーチンは妙に馬があった。
バイデンとプーチンは最初から化学反応がない。バイデンは36年間ワシントンの政界で過ごし、そのメンタイティは古い冷戦時代感覚である。東西冷戦でソ連が崩壊して、プーチンがロシアの栄光と回復させようとする試みにはすべて反対である。
プーチンは中国の独裁者、イランの狂信的宗教指導者と同様にアメリカが決めたルールに従う積もりはない。米国一極の秩序体制は終わったと考えている。
プーチンは、ロシアの近くに中距離ミサイルを配備せず、東欧で大規模な戦争ゲームを行わないようアメリカ人を説得してきた。
アメリカはロシアに経済制裁を課してきた。
具体的には2014年のクリミア侵攻以来実施され輸出規制ならびにプーチン側近等の在米資産凍結などである。
米国の有効な制裁手段はSWIFTからロシアを除名することだ。
国際決済の情報処理をなす送受信プラットフォームで、毎日約5兆ドルを処理する。ロシアは対抗上、旧ソ連共和国に400の加盟銀行を持つ独自の金融情報移転システムSPFSを構築したうえ、外貨準備の主力をゴールドに置きかえた。
そのうえで、中国とは通貨スワップを結び、インドとも再度梃子入れをして米国との関係に亀裂を入れた。
◎☆◎○☆み○◎☆◎○や○◎☆◎○ざ☆○◎☆◎き◎△△☆□
ドイツの国花、ヤグルマギク
★ 才色兼備のウルズラ・ゲルトルート・フォン・デア・ライエン(独: Ursula Gertrud von der Leyenはドイツキリスト教民主同盟(CDU)所属。第13代欧州委員会委員長欧州委員長、7人の子供の母で医師でもある。
この女性政治家のことはクライン孝子女史がよくお話になっていた。
彼女はロシアのプーチンを牽制。
ウクライナ侵攻なら大規模制裁=ロシアに警告―欧州委員長
2022/01/20 21:53
【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)のフォン・デア・ライエン欧州委員長は20日、緊迫するウクライナ情勢に関し「ウクライナの領土が攻撃されれば、大規模な経済・金融制裁で応じる」と述べ、改めてロシアに警告した。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)関連のオンライン会合で講演した。
EUは24日にブリュッセルで外相理事会を開き、ウクライナ問題を協議する予定。ブリンケン米国務長官も参加する方向で、さらなる連携を図る。フォン・デア・ライエン氏は、ロシアとの対話を望むとしつつ、制裁発動に向けた米欧の「断固たる態度」を強調した。
フォン・デア・ライエン欧州委員長
★ ブログ主より・・・中露はイラン・トルコ・サウジらに近づき、反欧米の姿勢を取っているが、実際のところ、それらの国が中露に近づいたのは経済的理由が大きいようにいわれている。サウジのようにトランプ政権の時は米に近寄り、バイデンとなるとサッと方向を変えるしたたかさがある。また中露は現在表面上は結束しているようだが、実際は仲がよくない。
「政治には男も女もない」とクライン女史は仰るが、欧州にはサッチャーをはじめ、「女のお色気」で政治をするような人は政治家として認められない、それぞれ考え方は違っても強い責任感を持ち、男女関係なく堂々たる活躍をしている。
媚びを含んだ変な自伝を書いたり、実力ある男性にへつらっていれば軽くみられるので、仕事だけで勝負だ。
例え「美人」でも。・・・私が日本の女性政治家で尊敬するのはもう引退をされたが「中山恭子」氏である。
しとやかでソフトだが、言っていることは誰よりも厳しい。それだから女性ひとりでタリバンから拉致された日本人会社員を連れ戻したのだ。みんな心底恐れていたなあ・・・安倍さんなど特に。
中山恭子氏は最高の女性政治家だった。(今は政界引退)
限りなく優しい声でお話をされるが、国会では安倍総理に厳しい質問、三宅博先生とは心底から「尊敬しあった同志」であった。しかし心ない「ホシュ?」からとんでもない嫌がらせを受けた。物事に動じない堂々たる気品があった。
今は80代、お会いしたいが、政界引退後、お話ができていない。コロナでどこにも行けなかった。
中山恭子氏と故・三宅博氏(テーブルの上の花は私から・・・私は毎回、ブーケを持ってきて飾った)
ブログのティールーム
Netflix「新聞記者」の配信がある意味すごい 深田萌絵女史
『新聞記者』 予告編 - Netflix
本日は「ネットフリックス」で話題の作品「森友問題」を扱ったもの。
私もさっきまで見ていたのだけれど、・・・とりあえず、深田萌絵女史の感想を聞いてみます。
「望月記者を演じた米倉涼子氏のこと」「国会を見事に空転させた事件」「ネットフリックスってすごいなあ」
・・・ただしネットフリックスのこの番組は「完成度が高い」、ドラマとしてはきちっと作り込んでいる。
ストーリーはあのままだが、ちょっと「なつかしいなあ」と。左翼も安倍さんがいなくなって寂しいのか、安倍さんを惜しむ気持ちが彼らの中にあるのかな・・・。
望月さんはスガさんと戦っていうような国会があったが、本当はお互いに「引き立て役」をしていたのでは?
スガさんは望月さんに挑戦を受けて、イイ感じに演出しあっていた「いい関係」ではなかったかと思う。
・・・維新の松井氏のこと、野田中央公園のところの値引きは「国会」だけでなく、ネットフリックスでも触れない。
国民の視線をそらすために情報工作をしているシーンがある、右も左も「広告代理店」などにおカネをだして、どっちもどっちなんだけれど、ネットフリックスのはリベラル側にたって作ったもの?
左右ともお互いに手の内を知っているのではないか?
記者に訊けば官房機密費を受け取っていないのは「共産党くらいしかないのでは?」という。
作品は陰気で暗い。隠すからややこしい。政府は自分の非を絶対に引けない、よけいにややこしくしてしまう・・・
この件はどっこいどっこいではないの?って思ってしまう、と深田女史。
深田女史、米国から帰国して「ホテル待機」がやっと済んだ、不便な生活、部屋が広かったがホコリが多くて大変だったこと。
食事のことなど、最後に付け足していた。(走り書き)
ネットから映像イメージです。(深田女史とは無関係の写真です)