何年振りか分からないぐらい時間が経ったけど、きっと5,6年ぐらいだと思う。久しぶりに吉祥寺のジャズのライブハウス、サムタイムに出かけた。
通ったと言うには口はばったいけど、学生時代から、年に1,2回、ふと思いだした頃に出かける、そんな場所だ。海外勤務や地方勤務になって東京を離れると来れなくなってしまうけど、東京に居ると、時に無性に行きたくなるところ。
雰囲気は何ら変わることが無い。階段を下りて地下1階のドアを開けると、地上の喧騒とは全く異なった空間がある。中央にドラムやピアノが置いてあるエリアがあるが、特に飾り気があるわけでもない、どちらかと言えば殺風景な中、妙に気だるく、ゆっくりとした時間が流れる別世界。決して、なじみ客ではないのだが、来ると不思議に落ち着いて、ホーム感覚が味わえる。
演奏は、もう優に60歳は超えているように見える峰厚介さん(ググったら何と1944年生まれだった)をリーダーにピアノ、ベース、ドラムスの構成。知っている曲は1曲も無かったけど、ビールをちびり飲みしながら、音に身をゆだねるのは、クラシック音楽の演奏会とは全然異なる、心身の解放感がある。約1時間のセッションを2回、十二分に楽しんだ。
ひとつ驚いたのは、お客さんの年齢層。N響の定演並(もしくはそれ以上)に高い!店が歳を重ねるのに合わせて、お客さんも一緒に歳を取ってきたようである。お客さん同士が結構顔なじみで、聴き方もかなり集中して一生懸命。私が学生時代に訪れていた頃は、最初は単なる格好つけやデートの口実みたいなところもあったと思うのだが、そんな連中はどこにも見当たらない。コアなファンによるアットホームな雰囲気は良いことは良いが、ちょっとジャズやハウスの将来を考えると不安になった。
これからは、もっと足しげく通うことになりそう、そんな予感がした。
2013年5月31日訪問
峰 厚介(sax)4 / 清水 絵理子(p) 杉本 智和(b) 本田 珠也(ds)
通ったと言うには口はばったいけど、学生時代から、年に1,2回、ふと思いだした頃に出かける、そんな場所だ。海外勤務や地方勤務になって東京を離れると来れなくなってしまうけど、東京に居ると、時に無性に行きたくなるところ。
雰囲気は何ら変わることが無い。階段を下りて地下1階のドアを開けると、地上の喧騒とは全く異なった空間がある。中央にドラムやピアノが置いてあるエリアがあるが、特に飾り気があるわけでもない、どちらかと言えば殺風景な中、妙に気だるく、ゆっくりとした時間が流れる別世界。決して、なじみ客ではないのだが、来ると不思議に落ち着いて、ホーム感覚が味わえる。
演奏は、もう優に60歳は超えているように見える峰厚介さん(ググったら何と1944年生まれだった)をリーダーにピアノ、ベース、ドラムスの構成。知っている曲は1曲も無かったけど、ビールをちびり飲みしながら、音に身をゆだねるのは、クラシック音楽の演奏会とは全然異なる、心身の解放感がある。約1時間のセッションを2回、十二分に楽しんだ。
ひとつ驚いたのは、お客さんの年齢層。N響の定演並(もしくはそれ以上)に高い!店が歳を重ねるのに合わせて、お客さんも一緒に歳を取ってきたようである。お客さん同士が結構顔なじみで、聴き方もかなり集中して一生懸命。私が学生時代に訪れていた頃は、最初は単なる格好つけやデートの口実みたいなところもあったと思うのだが、そんな連中はどこにも見当たらない。コアなファンによるアットホームな雰囲気は良いことは良いが、ちょっとジャズやハウスの将来を考えると不安になった。
これからは、もっと足しげく通うことになりそう、そんな予感がした。
2013年5月31日訪問
峰 厚介(sax)4 / 清水 絵理子(p) 杉本 智和(b) 本田 珠也(ds)