三島大社の後にして、隣町の清水町にある柿田川公園に出かけた。
柿田川は全長は約1.2kmで日本で最も短い一級河川で、大量の湧水を水源とする日本でも稀有な川らしい。長良川・四万十川とともに日本三大清流にも数えられているのだ(Wiki要約)。そして、柿田川公園は「富士山からの雪解け水が地上に湧き出る湧水群」(清水町のHP)にあり、公園内の遊歩道を巡ると柿田川の源流湧水群が楽しめるようになっている。
三嶋大社同様にこちらも想像以上の楽しさだった。地中から、温泉が吹き出すように水が湧き出ている。あちらこちらで川底の砂が水中で舞いあがるのが見える。そして、それがまとまって川になっていく。水がきれいなわけである。
《第一展望所 写真だと分かりにくいですが、この水、地下から湧いてきてます〉
《第ニ展望所から》
《水底の砂が舞い上がっています》
富士山からの湧水というのが、また日本人には特有に惹きつけるものがある気がする。すっかりブラタモリのタモリさんになった気分で、案内板にある地盤や地質の解説などを読みつつ、キョロキョロと湧水を確認しながら30分程度で1周できる遊歩道を楽しんだ。
《遊歩道》
《あちらこちらの湧水が集まり、あっという間に川になってます》
水に触れると、想像したほど冷たいものではなかったのは意外だった。(忍野八海の水は痺れるような冷たさだった記憶がある。)飲泉できるところもあるので、口に含んでみると柔らかく、微かな甘みを感じる水だった。
公園の入り口には、町の観光案内所に加え、湧水を利用したコーヒーが飲めるテラス付きのカフェや、湧水を使って作った豆腐料理を提供する古民家改造レストラン、豆腐アイスクリーム屋さん、地域の物産も提供するお土産屋さんなど、湧水を120%楽しめるようになっている。
のんびりゆったり気分で、自然のワンダーに触れることができるとっても良いスポットだ。お勧めできます。
2022年3月19日