★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ロンリー・ピープル

2019年11月18日 12時01分42秒 | 徒然(つれづれ)
 午前9時過ぎの松のやの気怠い店内には、何人かのひとり客がテーブル席に座っている。
 テーブルには空になった食器が載っている。
 そして皆一様に眠りこけている。

 歳は30代後半から40代前半か。
 月曜のこの時間帯だから学生でも勤め人でもない、いわゆるプータローだろう。
 24時間営業の店だから、もしかすると夜を明かしたのかもしれない。
 早朝だともっと大勢、似たような連中がいるのかもしれない。

 ビートルズの曲の中のエリナー・リグビーやファーザー・マッケンジーを思い出す。
 どこから来て、どこへ行くのかわからない、パリピと対極のロリピ、ロンリー・ピープルだ。

 ランチタイムにはまだまだ間があるので、店員も何も言わない。

 街にはホームレス一歩手前のネットカフェ難民や漫画喫茶族がいる。
 松のやや24時間営業のファーストフード店の眠り族も似たようなものだ。

 そいつらが悪いのか、社会や政治が悪いのか。
 引きこもり年金生活の私には何の関係もないし、憐憫の情さえ湧かない。
 すべてが自己責任と運の世の中だ。
 



 *本日のキリ番ナンバープレート
  4000、8000、5000、9000、7000、1000、2000
コメント
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