★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

至上の贅沢

2019年11月25日 11時26分24秒 | 徒然(つれづれ)
 ひと昔前は贅沢は敵だと教えられていた。
 今でもそんな考えの人間は数多いる。
 贅沢イコール必要な程度を超えて金銭や物を使うこと、という概念からだ。

 有り余るほどの金があれば、豪勢に使えばいいだけの話だ。
 誰にも迷惑はかからない。
 
 要は持たざる者の僻みに過ぎない。
 私も持たざる者の一員だが、僻みとまではいかないが、羨ましいとは思う。 
 その立場になれば、迷わず贅沢するだろう。

 そんな私だが、定年退職して、金はないが、時間は有り余るほどある。
 することはいろいろあるが、それをやらない、あるいはやる気がしない。
 日がな一日、書斎にこもり、漫然と過ごしているだけだ。

 傍から見れば、それを時間の浪費というのだろう。
 私にとってはそれが、金持ちにも貧乏人にもできないであろう、あるいはやらないであろう、この上ない贅沢だ。
 そう、時間の浪費こそ、金では買えない至上の贅沢なのだ。
 

 
コメント
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