批判覚悟で言わせてもらうと、煙草と酒は昔から男の嗜みだった。
世が世なれば、煙草が吸えて、酒が飲めたら一人前の男と認められたものだ。
私もそんな時代に生きてきた。
どちらも大学生になってから本格的に始めた。
吸い始め、飲み始めは、こんな不味いもの、健康に悪いもののどこがいいのだろうと思う反面、通過儀礼としては避けて通れないものだと、無理して吸ったり飲んだりしたものだ。今とは逆の当時の世間体を気にしていたのだ。
今でも決して旨いとは思わないが、峠を越せば慣れてくるものだ。
その健康への直接的影響より、副次的なリラックス効果のほうが勝っていたのだ。
吸い過ぎや飲み過ぎという依存性については、その独特の苦さがある意味抑止力になっている。
煙草のほうは嫌煙運動の高まりとともに、喫煙人口も激減したが、嫌酒運動のない酒は、未だに隆盛を誇っている。
テレビでもビールに発泡酒、第三のビール、レモンサワーのCMが花盛りだ。
特にレモンサワーはその甘い口当たりから、若者を中心に飛躍的な売り上げの伸びを示している。
飲み過ぎの歯止めとなる苦みがない、清涼飲料感覚で飲めるレモンサワーは、他のアルコール飲料を凌駕する勢いで、若者のアルコール志向を助長している感がある。
コロナ禍もどこ吹く風、夜な夜なレモンサワーを求めて、若者が夜の街を徘徊している。
金のない者はコンビニで買って、店外や公園で立ち飲みだ。
酒も煙草同様、健康には悪いはずだし、それ以外にも風紀の乱れや犯罪絡みに繋がる要素もある。
嫌煙を高らかに叫んでいる人間は、そんな状況をどう思っているのだろう。
世が世なれば、煙草が吸えて、酒が飲めたら一人前の男と認められたものだ。
私もそんな時代に生きてきた。
どちらも大学生になってから本格的に始めた。
吸い始め、飲み始めは、こんな不味いもの、健康に悪いもののどこがいいのだろうと思う反面、通過儀礼としては避けて通れないものだと、無理して吸ったり飲んだりしたものだ。今とは逆の当時の世間体を気にしていたのだ。
今でも決して旨いとは思わないが、峠を越せば慣れてくるものだ。
その健康への直接的影響より、副次的なリラックス効果のほうが勝っていたのだ。
吸い過ぎや飲み過ぎという依存性については、その独特の苦さがある意味抑止力になっている。
煙草のほうは嫌煙運動の高まりとともに、喫煙人口も激減したが、嫌酒運動のない酒は、未だに隆盛を誇っている。
テレビでもビールに発泡酒、第三のビール、レモンサワーのCMが花盛りだ。
特にレモンサワーはその甘い口当たりから、若者を中心に飛躍的な売り上げの伸びを示している。
飲み過ぎの歯止めとなる苦みがない、清涼飲料感覚で飲めるレモンサワーは、他のアルコール飲料を凌駕する勢いで、若者のアルコール志向を助長している感がある。
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金のない者はコンビニで買って、店外や公園で立ち飲みだ。
酒も煙草同様、健康には悪いはずだし、それ以外にも風紀の乱れや犯罪絡みに繋がる要素もある。
嫌煙を高らかに叫んでいる人間は、そんな状況をどう思っているのだろう。
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