老化防止対策

　日本人の平均寿命が現時点で男性81歳、女性87歳だ。
　ということは、私の余命はあと14年だ。
　振り返ってみれば、14年などあっという間だ。

　健康寿命となるともっと短いだろう。
　別に長生きをしたいとは思わないが、生きている間は、可能な限り自身の足で自由に動ける体力、体調を維持したい。

　この歳になると、先輩や同輩の訃報も珍しくなく、仲間内で集まれば、やはり病気や自身の健康状態が話題になる。
　なかなか無病息災とはいかないものだ。
　皆、それなりに自分の健康法や老化予防法を実践している。

　一番、多いのが、定年後も仕事やアルバイトを続けていることだ。
　経済的な要因ももちろんだが、やはり、仕事で身体を動かす、人との繋がりを維持するということに重きを置いているようだ。
　私からしてみると、疎ましい人間関係や、いつまで働くのか、働けなくなったあとに、平穏な老後がまっているのか、それらが気になる。

　次に多いのが、夫婦で、あるいはひとりで、旅行や行楽のためにあちこち出歩くことだ。
　経済的、体力的な余裕があれば、海外旅行や国内温泉巡り、奇特なところでは四十八か所巡礼などだ。
　もちろん、車や電車で行ける近場でもかまわない。
　しかし、それらは出不精の私にはハードルが高すぎる。

　フィットネスジム通いや地域のスポーツ愛好会で、筋トレやスポーツに興じる連中もいる。
　この歳での筋トレやスポーツは、逆に身体を痛める可能性もある。
　下手をすると脳梗塞や心筋梗塞の危険性さえある。

　私の健康法は朝の7、8kmのウォーキングと簡単なストレッチ運動だ。
　それが歳相応だと思う。
　
　また、見た目、要は服装での老化防止も大切だ。
　頭髪や顔の劣化はしょうがないので、留意しているのは、30代の若者が着てもおかしくないファッションを身に着けることだ。
　コロナ禍の現在、マスクと帽子を着用することで、老人が若作りしていると悟られることは少ない。

　前期高齢同志よ、コートやセーターを捨て、Tシャツやパーカー、Gジャンや革ジャンを着よう。
　

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日常が戻ってくる

　朝のウォーキング3日目。
　通りすがりの神社の初詣客も減ってきて、巷の正月気分も今日までか。

　明日からは世間は仕事始めだが、引きこもり年金生活の私には関係ない。
　これからまた年末までのア・デイ・イン・ザ・ライフが続いていくのだ。

　定年退職後4年目に入ったが、私の生活には何の変化もない。
　至って平穏無事な日々が続いている。
　大過なく過ごせているこの生活を、ささやかではあるが、幸せといってもいいだろう。

　いまのところ今年の目標や抱負、これといった予定もない。

　今年は毎年続けてきた、人工股関節や膵のう胞のCT、MRIの定期検査をやめることにした。
　今まで10年前後、異常がなかったので、今後もそうであることを望みたい。
　

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