なんの気なしにミュージック・フェアの過去のカバー特集を見ていた。
歌っている歌手には、他人の歌だから、少々のミスや解釈の違いは仕方がない、と思っているような節があった。
某アイドル歌手が歌う「時の過ぎゆくままに」など、ちょっと歌のうまい素人以下の歌唱力だった。
トリを飾ったのは、昭和歌謡史に燦然と君臨した歌姫、美空ひばりだ。
歌ったのは、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。
さすがひばり、まるで自身の持ち歌かのように手の内に入れ、聞かせどころたっぷりの歌い方だ。
憎らしいほどの余裕や、時折見せる笑顔も、ぜんぜん嫌味がなく、神々しいまでの存在感だ。
バックにオーケストラと大合唱団を従えて、それを凌駕する歌唱力は鳥肌ものだった。
ひばりの存命時は、なんの興味も示さず、聞き流していた自分が恥ずかしいというか、大損をしたような気がした。
昭和歌謡や演歌に傾倒しつつある、我々前期高齢者の音楽タイムトラベルの行きつく先は、美空ひばりだと確信した次第だ。
今後も美空ひばりを超える歌手はまず現れないだろう。
一度ゆっくりとYouTubeで聴き返す必要がありそうだ。
歌っている歌手には、他人の歌だから、少々のミスや解釈の違いは仕方がない、と思っているような節があった。
某アイドル歌手が歌う「時の過ぎゆくままに」など、ちょっと歌のうまい素人以下の歌唱力だった。
トリを飾ったのは、昭和歌謡史に燦然と君臨した歌姫、美空ひばりだ。
歌ったのは、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。
さすがひばり、まるで自身の持ち歌かのように手の内に入れ、聞かせどころたっぷりの歌い方だ。
憎らしいほどの余裕や、時折見せる笑顔も、ぜんぜん嫌味がなく、神々しいまでの存在感だ。
バックにオーケストラと大合唱団を従えて、それを凌駕する歌唱力は鳥肌ものだった。
ひばりの存命時は、なんの興味も示さず、聞き流していた自分が恥ずかしいというか、大損をしたような気がした。
昭和歌謡や演歌に傾倒しつつある、我々前期高齢者の音楽タイムトラベルの行きつく先は、美空ひばりだと確信した次第だ。
今後も美空ひばりを超える歌手はまず現れないだろう。
一度ゆっくりとYouTubeで聴き返す必要がありそうだ。
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