★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ゼネラリストで行こう

2022年01月17日 23時42分44秒 | 徒然(つれづれ)
 ナンバーワンにならなくてもいい、オンリーワンになればいい、なんて言うけど、どちらもスペシャリストに変わりはない。
 スペシャリストといえば、真っ先に思い浮かぶのがスポーツ選手だ。

 彼らはプロ、アマに限らず、専門の競技で、ナンバーワン、オンリーワンを目指してストイックに日々精進している。
 ひとつのことに懸けるがゆえに、犠牲にしたり、切り捨てたりしていることも多いと思う。
 そこには一般常識や社会的な見識なども含まれる。
 努力が報われて、ナンバーワンやオンリーワンとまではいかなくても、その分野で名を成したり、食べていけたらいいが、そうでない人間のほうが圧倒的に多いはずだ。

 スポーツ選手の場合は、年齢的な限界が一般のサラリーマンなどと比べるとずっと早い。
 おそらく、多くの場合、30代が限界だろう。

 そこから第2の人生を生きていくのは大変だ。
 同じ分野に関われるならまだしも、全然畑違いの分野だと、それまで犠牲にしたり、切り捨てたりしていたことを、やらざるを得ないこともあるだろう。
 サラリーマンのように潰しが利かない彼らにとっては大変だ。

 サラリーマンは、ある意味ゼネラリストといえるかもしれない。
 高望みさえしなければ、犠牲にしたり、切り捨てたりすることも大してないはずだ。

 社内異動で、いろんな仕事を経験できるし、休日には趣味や余暇を楽しむこともできる。
 寄らば大樹的な考えが、ゼネラリストには合っているように思う。
 人並み程度に人生を送るためには、きれいごとだけではなく、自分がナンバーワンやオンリーワンの器ではないことを、若いうちに自覚することが重要だ。

 昔、植木等が、サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ、と歌っていたが、私もそれに近いサラリーマン人生を送ってきた。
 若者よ、大志は抱くな、身の丈を知れ、だ。
 

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ビートルズ最終世代

2022年01月17日 13時44分47秒 | 徒然(つれづれ)
 1966年6月29日の深夜、ビートルズが羽田空港に到着した。
 当時小学6年生だった私は、朝のニュースで見たような気がするが、ほとんど興味も関心もなかった。
 
 私がビートルズに正式に出会うのは、それから3年後の中学3年の時だ。
 それまではグループサウンズに夢中で、彼らが目指して真似をしていたのがビートルズだということを知った。

 中学3年で洋楽に目覚めた私は、音楽雑誌を参考に洋楽バンドのシングル盤を買っていた。
 当初はビートルズもその中のひとつだった。

 初めて買ったビートルズは「ゲットバック」だった。
 他のバンドとはひと味違うぞ、という感じは確かにあった。
 しかしその頃にはすでに、ビートルズはライブをやめ、スタジオでの曲作りに専念していた。

 その後、通信販売で輸入盤のLP「アビイロード」を買い、ビートルズの凄さを身をもって感じた。
 サージェント・ペパーズと並び、ビートルズの最高傑作と称されるアルバムは、収録曲にハズレがなかった。
 普通のバンドだと、シングルのB面でさえほとんどがハズレだ。
 アルバムになると何をか言わんやだ。

 中学3年から高校入学の間の春休みにポールの脱退宣言があり、事実上ビートルズは解散した。
 1962年のレコードデビューから8年間の活動期間で、解散当時メンバーはすべてまだ20代の若さだった。

 そこから、私のビートルズの過去への旅が始まった。
 先輩や友達からレコードを借り、ほぼ全曲を網羅した、音楽雑誌の付録の楽譜で、ギターの弾き語りを練習した。
 ロックやポップスの楽曲の良し悪しや好き嫌いは、すべてビートルズを尺度とするようになった。

 私は最後のビートルズ世代と言っても過言ではないだろう。
 

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長い夜

2022年01月17日 08時28分55秒 | 徒然(つれづれ)
 久しぶりにシカゴの「長い夜」を聴いた。
 シカゴといえば、1970年代初頭、ブラッド・スウェット&ティアーズ、チェイスとともに、一世を風靡したブラス・ロック・バンドだ。

 ロックバンドにブラスセクションが加わることにより、そのサウンドは重厚さと迫力を増す。
 またジャズ的、都会的、知的なフィーリングも醸し出す。

 シカゴの「長い夜」だが、原題は25 or 6 to 4 (午前4時の25、6分前)、要は午前3時34、5分だ。
 普通、時刻をいう時は、後者の表現だろう。
 もし、デジタル時計があったなら、03:34と表示されるので、あのタイトルは生まれなかっただろう。
 それにしても、中途半端というか、シュールなタイトルだ。

 それに「長い夜」という邦題タイトルをつけたレコード会社担当者、アンタは偉い。
 原題との整合性はもちろん、曲のイメージとピッタリの邦題だ。
 日本でのヒットの要因は、案外そこにあるのではないだろうか。
 

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