コロナよ、さようなら

　2020年以来、猛威を振るったコロナ禍も、今年のゴールデンウイーク明けには、インフルエンザと同等の感染症5類に移行されるようだ。
　今年は恒例の花見も大っぴらにできそうだ。

　巷では自身がコロナに罹ったり、肉親や友人知人がそうであったり、最悪亡くなったりした人々も多い。
　そんな人々にとっては、人生の重大事だったかもしれない。

　しかしワクチン未接種で、引きこもり生活の私には所詮他人事だった。
　大騒ぎする世間の喧騒を尻目に、生活に影響するようなことは何もなく、至って平穏無事な日々を過ごした。
　台風や大雨が、なぜか大阪を避けて通るように、いろんな災禍も私を避けていくようだ。

　コロナ禍がなかったとしても、普段と変わりない日常が、風のように過ぎ去っていっただけだろう。
　人間、自分に影響や関わりのないことは、なかったことと同じで、コロナ禍も私にとっては対岸の火事みたいなものだった。

　競馬や宝くじなど金銭的な運には恵まれない私だが、世間を騒がせるような災厄にも縁遠いようだ。
　競馬はともかく、災厄に関しては、今後もそうであることを願わずにいられない。

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