★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

SNS雑感

2023年02月20日 14時14分24秒 | 徒然(つれづれ)
 SNSが普及して、炎上騒ぎが後を絶たない。

 ひと昔前は、ネット掲示板が主流で、一部の人間の意見交換の場だったはずだ。
 それがツイッターやフェイスブック、インスタグラムなどが出てきて、広く一般にも浸透した。

 SNSの本来の目的は、自分の意見や感想、日常の些事を述べる手段だ。
 それが今や、一部では過激な意見や批判、非難、誹謗中傷のツールと化した感がある。

 SNSへの投稿は、文章がメインだが、画像や動画ももはや一般的だ。
 それらは日常生活の些事を反映したものだが、画像や動画のほとんどは、日常生活の一部を切り取ったものに過ぎない。
 百聞は一見に如かずとはいうものの、それらの画像や動画が、すべてを物語っているとは言い難い。

 文章にしてもそうだ。
 長文は読まれないし、短い文章では本人の思いや考えをすべて反映できるはずもない。
 説明不足や言い足りなさ、誤解を招く表現もあるはずだ。

 それに対する意見や反論もしかりだ。
 万人を納得させる投稿など存在しない。
 誤解が誤解を招き炎上するのだ。

 確信犯的に炎上を狙う者は別にして、議論している者同士が、お互いの人となりや生活環境を理解し、面と向かって話せば、そんな誤解もほとんど解けるはずだ。
 しかし、半ば匿名性が一般化しているSNSでは、それは無理な話かもしれない。

 #反論無用のハッシュタグをつけたところで無意味だろう。
 炎上を防ぐには、反論に無視を決め込んで、人の噂も75日を待つしかない。
 

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異論反論空論

2023年02月20日 12時30分58秒 | 徒然(つれづれ)
 十人十色と言われるがごとく、人それぞれの考え方は多様だ。
 物の見方も同様で、ある事象について、視点が違えば見えてくる様相も違ってくる。

 全く正反対に見えることもしばしばだ。
 極端な話、誰かの幸せは誰かのしわ寄せだ。

 それすなわち意見の相違だ。
 もちろん善悪、正誤の違いではなく、ほとんどの場合、どちらも正しいのかもしれない。

 SNSやネット掲示板での論争は、その意見の相違がエスカレートしたものだろう。
 それはお互いに、それぞれの日常とは異なる特殊な空間での、文章だけによる論争だ。
 たぶん、リアルな生活においては普通の人間同士なのだろう。

 血気盛んな若い時は、自身の正当性を過信し、相手の意見を論破しようと躍起になったものだ。
 論理的な意見であればいいのだが、時に屁理屈だったり感情的になったりして、関係をこじらせたこともなきにしもあらずだ。

 歳をとると、血気は薄れ、あえて反対意見は述べず、その場を穏便に済ませようとするものだ。
 よく言えば、Agree to disagreeの精神、悪く言えば事なかれ主義だ。

 私の場合、ある程度は意見を述べるが、臨界点に達する前に、事なかれ方面に舵を切ってしまう。
 物言えば唇寒しではないが、余計なことは言わないに限るし、余計ではないことも一度頭の中でシミュレートしてから発するべきなのかもしれない。
 
 

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