★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

感動のハードル

2023年02月26日 23時22分36秒 | 徒然(つれづれ)
 もう長きにわたり感動とはご無沙汰だ。
 感動のツボは人それぞれだから、人の感動話にはあまり興味をそそられない。

 運動神経同様、感動神経も鈍ったのかというと、実はそうではない。
 単に日常生活において、感動的な出来事がないのだ。

 感動は経験と反比例するというか、感動的なことは、何度か経験するにつれ、その感動の度合いは急激に低下する。
 要するに、感動のハードルが飛躍的に上がったのだ。それを成長と言ってもいいのだろうか。

 若い頃は感動した出来事も、経験を重ね老境に入った現在では、心を揺らすこともない。
 テレビで見かける若者の、感動のハードルの低さを見るにつけ、ある意味羨ましく思う。

 もちろん今でも、何かに感動したいと思うし、感動的な出来事の勃発にも期待している。
 死ぬまでにそんな幸運に巡り合えるだろうか。
 

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