武田邦彦『偽善エコロジー』(幻冬舎新書)
んまぁ、なんと刺激的なタイトルだこと。
サブタイトルは「『環境生活』が地球を破壊する」。
職場の尊敬する先輩?に勧められた、
というか借りた本です。
そりゃ、エコ生活をしているつもりのワタシとしては
当然、興味津々、気になりますよね、こういうこと。
目次を見ただけで「うわ~」。
レジ袋を使わない ⇒ 判定:ただのエゴ
石油をやめバイオエタノールに ⇒ 判定:ただのエゴ
冷房28℃の設定で温暖化防止 ⇒ 判定:意味なし
温暖化で世界は水浸しになる ⇒ 判定:ならない
プラスチックをリサイクル ⇒ 判定:危ない
古紙のリサイクル ⇒ 判定:よくない
ペットボトルのリサイクル ⇒ 判定:よくない
アルミ缶のリサイクル ⇒ 判定:地球に優しい
……という具合で続き、
もちろん、それぞれ理由が書いてあります。
全然知らなくて、目からウロコ!もありますが、
うすうす分かっていたこともあるし、
あと一歩突っ込みが足りないと思わせることも
なきにしもあらずです。
結局のところ、著者が本当に伝えたかったのは
最後の第四章「本当に『環境にいい生活』とは何か」に
凝縮されていると思います。
リサイクルより、物を大切に使う心を訴え、
自然と人間の共生を考え、
自然を大切にする心を失った日本人を憂い、
心が満足していると物は少なくてすむとする……。
ここまで読んで、そうそう、その通り!と
常日ごろ思っていることが並んでいるので
すーっと入ってくるものを感じました。
第三章までは、これを伝えるための「導入部分」
だったのではないかと。
なんでもかんでも地球温暖化、オンダンカ、エコ、エコ……
につなげたがる昨今、
「ちょっと待て!」と切り込み、それでいて、
最後には意味あるメッセージが込められている、
貴重な一冊です。
んまぁ、なんと刺激的なタイトルだこと。
サブタイトルは「『環境生活』が地球を破壊する」。
職場の尊敬する先輩?に勧められた、
というか借りた本です。
そりゃ、エコ生活をしているつもりのワタシとしては
当然、興味津々、気になりますよね、こういうこと。
目次を見ただけで「うわ~」。
レジ袋を使わない ⇒ 判定:ただのエゴ
石油をやめバイオエタノールに ⇒ 判定:ただのエゴ
冷房28℃の設定で温暖化防止 ⇒ 判定:意味なし
温暖化で世界は水浸しになる ⇒ 判定:ならない
プラスチックをリサイクル ⇒ 判定:危ない
古紙のリサイクル ⇒ 判定:よくない
ペットボトルのリサイクル ⇒ 判定:よくない
アルミ缶のリサイクル ⇒ 判定:地球に優しい
……という具合で続き、
もちろん、それぞれ理由が書いてあります。
全然知らなくて、目からウロコ!もありますが、
うすうす分かっていたこともあるし、
あと一歩突っ込みが足りないと思わせることも
なきにしもあらずです。
結局のところ、著者が本当に伝えたかったのは
最後の第四章「本当に『環境にいい生活』とは何か」に
凝縮されていると思います。
リサイクルより、物を大切に使う心を訴え、
自然と人間の共生を考え、
自然を大切にする心を失った日本人を憂い、
心が満足していると物は少なくてすむとする……。
ここまで読んで、そうそう、その通り!と
常日ごろ思っていることが並んでいるので
すーっと入ってくるものを感じました。
第三章までは、これを伝えるための「導入部分」
だったのではないかと。
なんでもかんでも地球温暖化、オンダンカ、エコ、エコ……
につなげたがる昨今、
「ちょっと待て!」と切り込み、それでいて、
最後には意味あるメッセージが込められている、
貴重な一冊です。