虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

基本は地元密着!

2009-06-17 09:01:08 | ビジネス
はじめてお店を開店する人が良く勘違いするのが、商圏の設定である。

要するに、商圏が広いほうが有利だと思い込んでいるフシがある。
確かに商圏が広ければ、理屈としてはお客様の来店確立が高くなる。
しかし、実際に来店してくれるという保障はない。
遠方からお客様を呼ぶ込むためには、かなりの名声と実力を兼ね備えていなければならない。
そういうお店を目指すことはすばらしい事と思うが、最初からそんなわけにはいかない。

地元密着が有利なのは、まずお客様の生活圏、または仕事圏内にお店があることだ。
お客様の便利性が高ければ、それだけ来店頻度が高くなり、固定客化しやすくなるからだ。
それに対して大商圏のお店は客数を稼げたとしても、来店頻度は低いから固定客が少ない。
フリー客中心ということは、それだけ経営の安定を図りにくいことを意味する。

そのため、最近では大型店舗でも「地域密着」を強く意識している。
地元のお店はお客様にとって安心感があるし、評判が口コミで伝わりやすいというメリットも見逃せない。
地域密着の成功原則は「地元で敵をつくらない」こと。
競合店同士で争っているようでは、地元で愛されるお店にはなれないのだ。
共存共栄に徹すれば、商店街で働く人たちを固定客化することもできる。
固定客商売に徹すれば、小規模店舗の場合、店前通行量にもほとんど影響されない。