即戦力って…？

社会でよく使われる言葉に「即戦力」があります。

辞書で調べると「訓練や準備をしなくてもすぐに使える戦力」とあります。

また社会人の転職において、よく聞かれる単語です。
この場合、大きく2つの意味があります。
①専門的なスキルとか業務知識とか経験値が高いことにより、入社してすぐにその会社の戦力になってもらうこと。
②自分自身で考えて行動ができる、適応力がある、コミュニケーション能力が高いなどの汎用的なスキルが高いことから、戦力になること。

どちらにしても「ハッタリ」の利くタイプが即戦力なんじゃないかと思っています。

スポーツの場合においての即戦力は、これまでの成績(実績)や数値を評価軸にできますが、一般社会の場合、明確な数値化がされていないケースがほとんどです。
なので、見極めは難しいのです。
言い換えれば「この人はできそうだ」「期待に沿ってやってくれそうだ」と思わせられるか否かじゃないかと。
その能力(センス)がある人が、即戦力なんじゃないかと思うのです。

でも世の中、即戦力ばかりを求めすぎじゃないかなぁと疑問に感じることも。
手間はかかっても、育てていくことが組織の成長には欠かせません。
そこをないがしろにすると、いずれ辻褄が合わなくなってくると思っています。
育成は「する」「される」の双方が育つメリットもありますから、効果は大きいのです。