虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

危険なのです

2015-09-18 05:53:23 | スポーツ
ちょっと東京の話題から寄り道します。

少し前のことですが、ヨーロッパでラリーの事故がありました。

9月7日のオートスポーツwebの記事より。

<ラ・コルーニャラリーのクラッシュで6人亡くなる>
スペインの北西部に位置するガリシア州ラ・コルーニャで行われたラ・コルーニャ・ラリーで5日、クラッシュに巻き込まれ6人の観客が亡くなり10人以上が怪我をするアクシデントがあった。
プジョー206をドライブしていたセルジオ・タベアージョ・サンデは、左に曲がる高速コーナーでコントロールを失い、アウト側に居た観衆に飛び込んでしまった。
この事故で6人の観客が亡くなり、10人以上が負傷しラコルーニャの病院に搬送されたと報告されている。
ラコルーニャ・ラリーはこの事故で中止されている。
スペインの首相を務めるマリアーノ・ラホイ・ブレイは「亡くなった人々に心から哀悼の意を表すと共に、怪我をされた方の迅速で完全な回復を願っている」と声明を発表している。<了>

ラリーを現地で観戦するようになってしばらく経ちますが、基本的にモータースポーツの観戦は危険なものです。
日本の場合、あらかじめ危険の可能性を少なくするため、コースから離れた場所にギャラリーエリアを設定します。
ファンとしては自己責任でいいので、もっと近くで観戦したいのですが…

かつてメディアクルーとして、ラリーの取材に携わったことが何度かありますが、その際には「誓約書」に署名・捺印が求められます。
一般の観戦者とは異なり、クローズされたコースの脇での取材になりますので「何かがあった時の保証は自らでお願いしますよ!」というもの。
実際、コース脇で取材していて、ラリーカーがまき散らした砂利をモロに被ったことは何度となく経験しています。
おそらく、走行中の競技車両から1m弱の距離だったはずです。
親しくしているラリードライバーにも「○○にいたでしょ」といわれるくらい至近距離ということです。
また取材申請の許可が出たメディアに発行されるメディアパス(裏面)にも「モータースポーツは危険です!」と英語で大きく記されています。

やはりラリーは、危険なものだと認識して観戦するべきなのです。
今夜から十勝では国内最大級のラリー(ラリー北海道)が開催されます。

観戦される皆さんは、くれぐれも細心の注意を払って、楽しいラリー観戦にしてください!

ps、今回は期間中に仕事が入り、2年連続で行けないことに…。とても残念です。