虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

節目なのか?

2016-03-18 09:29:53 | ビジネス
昨日の続き。

正直なところ、人口増などを含めた(従前的な)成長は見込めないと考えています。

もう北海道では「量的な成長」を求めるのではなく「質的な成長」を求めるべきだと思います。
今後も人口減少は止まらないでしょうし、従来のビジネス(モデル)からすると縮小型にシフトしていくでしょう。
おそらく(将来の北海道の人口予測通り)400万人くらいが適正人口じゃないでしょうか?

人口が減って、過疎が進んでも(質的な)中身が充実すれば、少なくなった人口を賄える経済力を得ることは可能ですし、残った住民の満足度(愛着度)も高まるはずなんです。

会社で言えば、組織も体制も雰囲気も充実し、ガッツリ儲けている中堅企業のイメージです。
自社物件のビルもなく、事務所は派手さもないですが、何事にも質実剛健で、ある分野においては圧倒的な強みがある感じでしょうか。

そういうビジネスを志向し、ライフスタイルも合致できるのなら、北海道は住みよい場所になるでしょう。

しかしながら、私自身を含め、明らかに都市型(本州型)のビジネスを志向しています。
同じように、影響を受けている人は多いはずです。
そういう人たちは、徐々に故郷を離れていくのもやむを得ないでしょう。

自分の話をすると、ビジネスにおけるスキームの作り方やアイディアの源泉は、本州の大都市的なそれを意識してきたところがあります。
そのせいか、ここ数年で本州ルートの仕事が増え、東京や大阪へ出かけ、自らの守備範囲を広げる機会も増えています。

東京や大阪へ行くたびに、仕事仲間から「そろそろ、こっちへ来ないの?」と誘惑(!)があります。
その気持ちが微妙にあるだけに、何とも悩ましい誘惑です。

正直なところ、これから2~3年で、関東や関西へ少しずつ拠点を移行させようかと考え始めています。
ただ、道内での仕事(自ら手掛けてきた仕事)も少なからずありますので、タイミングや踏ん切りをつけられるかどうかにかかっていますが…。

道産子として、北海道に対する愛着はありますが、ビジネスの方向性は紛れもなく都市型(本州型)なのです。

背景としては、社会人を東京でスタートさせ、それが標準化されたのだろうと思っています。
その後、本州(本社の)企業を渡り歩き、それぞれの良いところ・悪いところを感じ(身につけ)ながら、勤め人時代を送っていました。
社会に出てから20数年、独立開業してから9年経った今でも、その感覚が染みついているのです。
物質的というより、精神的な部分も、かなり左右されているのでしょう。

開業して10年目を迎える2016年は「何かの節目なんだろうなぁ」と感じ始めています。
本人の気持ちというより、運命的に誘われているような妙な感覚があります。
年齢的、体力的にチャレンジする猶予(時間)は、そんなにありません。

といいながら、まずはこれから6月までの繁忙期をどう乗り切っていくかを思案しながら、今後のことも考えていくのです。