毎日新聞の記事より。
宅配大手の佐川急便で、年末の荷物量増加に伴い、東京や埼玉、愛知、大阪など7都府県で配達に遅れが出ている。クリスマス関連イベントの荷物や歳暮などの配達を待つ利用者たちから、困惑の声が上がっている。
同社広報部によると、遅れは1~2日程度としているが、22日正午現在で7都府県22市区に広がり、解消のめどは立っていない。想定以上の荷物集中や人員不足が原因とみられ、過去にこうした遅れはなかったという。
ツイッター上では「メール便が発送通知から10日待っても届かない」「佐川急便が電話出ない」「営業所に15日に到着し21日夜段階で保管中表示」などの投稿が相次いでいる。同社は「個別のことは確認しなければ分からない。スタッフを動員するなどの対応を取っているが、急ぐ場合は各営業所に連絡を取ってほしい」としている。<了>
このことは佐川急便に限った話ではないと思われる。
従業員の就労環境が厳しく、それに見合った賃金が出ない業界では人手不足が深刻化している。
運輸や倉庫業、また流通系は肉体的にハード(加えて長時間労働)な割に賃金は高くないとされる。また介護や福祉関係も然り。
このご時世、多くの業界で人手不足なのだから、より良い条件の仕事を求め、職を変える人も相当数いると聞いた。
これからは労働生産性の高くない業界や職種は、人手不足がより一層深刻になり、そのことに端を発する歪みがあちこちに出てきて、終いには信用を失うことも続々出て来そうだ。
決して他人事ではない。肝に銘じて・・・。