昨夜、民放のバラエティ番組で、ある大柄なタレントがトヨタ自動車の東富士研究所へ行き、豊田社長と一緒にいろんな部署に足を運んでいた。
もちろん企業秘密の部分もあるため、一部映像には画像処理が施されていた。
その番組の後半では、トヨタのモータースポーツ部門の中枢に潜入。
ル・マン24時間を含め、世界耐久選手権に挑む車両や、ニュル24時間レースに参戦した車両なども映されていた。
最後に来年、18年ぶりに世界ラリー選手権に参戦するヤリスWRC(日本名ヴィッツ)の第一次テスト車両と、チーム代表のトミ・マキネン(1996-1999年、世界ラリー選手権ドライバーズ4連覇を遂げた伝説のラリードライバー。フィンランド人)が出ていた。
先日の2017参戦発表会で出て来た改良モデル(実践的な仕様)よりも普通車みたいな雰囲気だが、素性は何となく見えてくる。
東富士のテストコースでの走り(舗装路)を見る限り、やや低回転域からのピックアップ(蹴飛ばし)に物足りなさがあるように見えた。
エンジンのトルク特性なのか、車体(とりわけ空力)なのかは判別できなかったが、まだ開発途上であることを伺わせた。
エンジンサウンドを聞く限り、ややトルクが足りないのかも。
もっとズシリと音圧がある方が全般的に速いのは、長年のラリー観戦歴で言えること。
当初は継続的な参戦をしてきた他メーカーとの技術の積み重ねや戦術・戦略面で苦しむだろうが、着実に差を詰めていくだろう。
本当の勝負は2019年シーズンだろうが、久しぶりの日本メーカーによる世界ラリー選手権の参戦。
日本のラリーファンをワクワクさせてほしいものだ。