毎日新聞より。
大相撲春場所千秋楽は28日、東京・両国国技館で行われ、単独トップだった関脇・照ノ富士は大関・貴景勝を押し出しで破り、12勝3敗で3度目の優勝を果たした。
傷だらけの膝をいたわるかのようにゆっくりとそんきょし、威風堂々勝ち名乗りを受けた。全身を包む温かい拍手に心地よさそうに聴き入り、目を赤くした。「こういう応援がなかったら、元に戻ることはできなかった」。照ノ富士が念願の大関復帰に、自ら優勝の大輪の花を添えた。
勝てば優勝。立ち合い、角界随一の突き押しを誇る貴景勝に対し、いきなり腕をたぐりにいった。「当たっていこうと思ったが、雰囲気でそういう感じになっちゃった」。一気に土俵際まで攻め立てられたが、そこから粘った。下からあてがい左をのぞかせると、貴景勝のたぐりに乗じて前へ。形勢逆転し、最後は一押しで大関を土俵外に出した。
以前大関だった時に負傷した両膝は、今も痛みがつきまとう。今場所中も病院で痛み止めを打ったりしながらごまかし、土俵を務めた。四つ相撲の照ノ富士だが、再入幕で優勝した昨年7月場所で挙げた13勝のうち、半数以上の8番の決まり手が「寄り切り」だったのに対し、今場所はわずか4番。力任せの小手投げやきめ出しも目立ったのは、体が万全ではなかったことの裏返しだった。
取組後、土俵下のインタビューでこの日の狙いを問われ「相撲って、あんまり狙い通りにならないもんです」と照れ笑いを浮かべた。一時は序二段にまで落ちるなどどん底を味わった土俵人生は、振り返れば、ままならない相撲そのものだ。「(痛いと)言っても仕方ない。できることを精いっぱい、やるしかない」と照ノ富士。不屈の力士がまた一つ、栄光を手にした。〈了〉
大関→序二段→大関。
これ以上のV字回復はあるのだろうか?
本人の不屈の精神力と周囲の人達のサポートの賜物だろうなぁ。
素晴らしい以外の言葉はない。
より一層、精進し、是非横綱を目指して欲しい!
諦めずに日々やるべきことをやれば、道は開けてくるのです。
大変勇気付けられました。
大相撲春場所千秋楽は28日、東京・両国国技館で行われ、単独トップだった関脇・照ノ富士は大関・貴景勝を押し出しで破り、12勝3敗で3度目の優勝を果たした。
傷だらけの膝をいたわるかのようにゆっくりとそんきょし、威風堂々勝ち名乗りを受けた。全身を包む温かい拍手に心地よさそうに聴き入り、目を赤くした。「こういう応援がなかったら、元に戻ることはできなかった」。照ノ富士が念願の大関復帰に、自ら優勝の大輪の花を添えた。
勝てば優勝。立ち合い、角界随一の突き押しを誇る貴景勝に対し、いきなり腕をたぐりにいった。「当たっていこうと思ったが、雰囲気でそういう感じになっちゃった」。一気に土俵際まで攻め立てられたが、そこから粘った。下からあてがい左をのぞかせると、貴景勝のたぐりに乗じて前へ。形勢逆転し、最後は一押しで大関を土俵外に出した。
以前大関だった時に負傷した両膝は、今も痛みがつきまとう。今場所中も病院で痛み止めを打ったりしながらごまかし、土俵を務めた。四つ相撲の照ノ富士だが、再入幕で優勝した昨年7月場所で挙げた13勝のうち、半数以上の8番の決まり手が「寄り切り」だったのに対し、今場所はわずか4番。力任せの小手投げやきめ出しも目立ったのは、体が万全ではなかったことの裏返しだった。
取組後、土俵下のインタビューでこの日の狙いを問われ「相撲って、あんまり狙い通りにならないもんです」と照れ笑いを浮かべた。一時は序二段にまで落ちるなどどん底を味わった土俵人生は、振り返れば、ままならない相撲そのものだ。「(痛いと)言っても仕方ない。できることを精いっぱい、やるしかない」と照ノ富士。不屈の力士がまた一つ、栄光を手にした。〈了〉
大関→序二段→大関。
これ以上のV字回復はあるのだろうか?
本人の不屈の精神力と周囲の人達のサポートの賜物だろうなぁ。
素晴らしい以外の言葉はない。
より一層、精進し、是非横綱を目指して欲しい!
諦めずに日々やるべきことをやれば、道は開けてくるのです。
大変勇気付けられました。