GQ JAPANより。
3月17日、日産自動車は、女優・伊藤かずえさんが新車時から所有する初代「シーマ」をレストアすることを発表した。
~SNSの反響を受けて実現~
ドラマや映画で活躍する女優・伊藤かずえさんは、1990年(平成2年)に購入した初代の日産「シーマ」を、新車時から愛用し続けている。そのカーライフは自身のSNSでも時折、発信中だ。
伊藤さんが所有する初代シーマは、1988年に発売された4ドア・セダン。3ナンバー専用の流麗なボディや3.0リッターV型6気筒ガソリンターボ・エンジンの強大なパワーで人気を集めた。また、好景気(通称:バブル景気)と重なり、セールスも絶好調だったため“シーマ現象”なる言葉も生まれたほどの人気車だった。
今回、日産がみずからレストアを手がけるにいたったきっかけは昨年10月、シーマの1年点検時に伊藤さんが投稿したSNSだった。シーマを約30年、所有し続けていることがメディアなどでも話題になり、多くの人から「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」といった声が届いたという。
多くの声を受け、日産社内でも「なにかできないのか?」と、声が上がり、有志によるチームを結成。伊藤さんへの“日産からの感謝の想い”をレストアという形で応える取り組みを開始したという。
伊藤さんは、レストアについて「この度、このようなお話をいただき感謝しています。父と塗りなおした塗装やへたってしまったシートなど、思い出が詰まっているけれども、きれいにしたい部分がどうなるのか楽しみです。レストア中も見学できるという事なので、毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかもしれません。30年乗り続けた『シーマ」とお別れするのはすごく寂しいですが、戻ってくるのを楽しみにしています」と、述べている。
シーマのレストアを手がけるチームのリーダー、遠藤和志(日本事業広報渉外部部長)氏は、「伊藤さんが30年以上にわたり、シーマを大切に乗り続けていただいていることに感謝するとともに、大変嬉しく思います。シーマは日本における自動車の歴史において、一石を投じたクルマの一つであると自負しております。30年以上お乗りいただいた車両を、伊藤さんが期待する“新車時と同じ状態”に戻すレストアは非常に難しい作業となりますが、『技術の日産』に恥じぬよう、総力をあげて、伊藤さんにご満足いただける仕上がりにしたいと思います。是非、皆さまもご期待下さい」と、述べた。
伊藤さんが所有するシーマのレストアは2021年4月からはじまる。途中経過は日産の公式SNSで発信していくという。〈了〉
古いものを大事にすること、そして手直ししながら乗り続けることはホントに素晴らしい!
しかしながら、日本には新車登録から13年以上経過した車両には重加算税を課する訳の分からぬ法律がある。
これは新車の販売を促進し、日本の基幹産業である自動車業界をバックアップする法律であると言える。
だが、近年は日本国内の市場が縮小し、加えて国民の可処分所得も減っているから、簡単にはクルマを買い換えられないのだ。
だったら重加算の悪税を見直し、モノを大切にし、それを支援する方向に舵を切れないのだろうか。
話が飛躍しましたが、伊藤さんのシーマは程度もよく、有名人であるのも幸いして、メーカー主導でレストアされますが、一般人はなかなかそうはいかない。
でもこういう流れを根付かせるきっかけにはできる。
少しずつだが、そのような流れは作られつつあるのだ。
自分のことに置き換えれば、実家に99年式のクルマがある。
距離も74000kmを少し越えたくらいで、程度もなかなかよい。
オーナーである父親も年老いて乗ることは少ないらしい。
そのせいで、この前帰省した時にはバッテリーが不調であった。
もし(運転免許を返上したりして)マイカーを手放すのなら、引き取って乗り続けようかなぁって思うこともある。
そして、予算を鑑みながら、レストアしたいなぁ。
新車時のシャキっとしたフィーリングがよみがえりそうだよね。
このようなニュースは、クルマ好きとしては嬉しくなります。
新たな流れとして、旧車やレストアが根付くといいよねぇ。
3月17日、日産自動車は、女優・伊藤かずえさんが新車時から所有する初代「シーマ」をレストアすることを発表した。
~SNSの反響を受けて実現~
ドラマや映画で活躍する女優・伊藤かずえさんは、1990年(平成2年)に購入した初代の日産「シーマ」を、新車時から愛用し続けている。そのカーライフは自身のSNSでも時折、発信中だ。
伊藤さんが所有する初代シーマは、1988年に発売された4ドア・セダン。3ナンバー専用の流麗なボディや3.0リッターV型6気筒ガソリンターボ・エンジンの強大なパワーで人気を集めた。また、好景気(通称:バブル景気)と重なり、セールスも絶好調だったため“シーマ現象”なる言葉も生まれたほどの人気車だった。
今回、日産がみずからレストアを手がけるにいたったきっかけは昨年10月、シーマの1年点検時に伊藤さんが投稿したSNSだった。シーマを約30年、所有し続けていることがメディアなどでも話題になり、多くの人から「やっちゃえ、日産!」「日産はレストアを検討して!」といった声が届いたという。
多くの声を受け、日産社内でも「なにかできないのか?」と、声が上がり、有志によるチームを結成。伊藤さんへの“日産からの感謝の想い”をレストアという形で応える取り組みを開始したという。
伊藤さんは、レストアについて「この度、このようなお話をいただき感謝しています。父と塗りなおした塗装やへたってしまったシートなど、思い出が詰まっているけれども、きれいにしたい部分がどうなるのか楽しみです。レストア中も見学できるという事なので、毎日のように作業の様子を見に行ってしまうかもしれません。30年乗り続けた『シーマ」とお別れするのはすごく寂しいですが、戻ってくるのを楽しみにしています」と、述べている。
シーマのレストアを手がけるチームのリーダー、遠藤和志(日本事業広報渉外部部長)氏は、「伊藤さんが30年以上にわたり、シーマを大切に乗り続けていただいていることに感謝するとともに、大変嬉しく思います。シーマは日本における自動車の歴史において、一石を投じたクルマの一つであると自負しております。30年以上お乗りいただいた車両を、伊藤さんが期待する“新車時と同じ状態”に戻すレストアは非常に難しい作業となりますが、『技術の日産』に恥じぬよう、総力をあげて、伊藤さんにご満足いただける仕上がりにしたいと思います。是非、皆さまもご期待下さい」と、述べた。
伊藤さんが所有するシーマのレストアは2021年4月からはじまる。途中経過は日産の公式SNSで発信していくという。〈了〉
古いものを大事にすること、そして手直ししながら乗り続けることはホントに素晴らしい!
しかしながら、日本には新車登録から13年以上経過した車両には重加算税を課する訳の分からぬ法律がある。
これは新車の販売を促進し、日本の基幹産業である自動車業界をバックアップする法律であると言える。
だが、近年は日本国内の市場が縮小し、加えて国民の可処分所得も減っているから、簡単にはクルマを買い換えられないのだ。
だったら重加算の悪税を見直し、モノを大切にし、それを支援する方向に舵を切れないのだろうか。
話が飛躍しましたが、伊藤さんのシーマは程度もよく、有名人であるのも幸いして、メーカー主導でレストアされますが、一般人はなかなかそうはいかない。
でもこういう流れを根付かせるきっかけにはできる。
少しずつだが、そのような流れは作られつつあるのだ。
自分のことに置き換えれば、実家に99年式のクルマがある。
距離も74000kmを少し越えたくらいで、程度もなかなかよい。
オーナーである父親も年老いて乗ることは少ないらしい。
そのせいで、この前帰省した時にはバッテリーが不調であった。
もし(運転免許を返上したりして)マイカーを手放すのなら、引き取って乗り続けようかなぁって思うこともある。
そして、予算を鑑みながら、レストアしたいなぁ。
新車時のシャキっとしたフィーリングがよみがえりそうだよね。
このようなニュースは、クルマ好きとしては嬉しくなります。
新たな流れとして、旧車やレストアが根付くといいよねぇ。