虹色仮面 通信

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予約販売が主流に

2022-12-25 06:06:55 | ビジネス
オトナンサーより。

コンビニエンスストアが、クリスマスケーキの店頭販売を積極的に行わなくなりました。以前であれば、毎年12月24日のクリスマスイブになると、店頭でケーキが大量に売られているのをよく見掛けましたが、近年は当日にケーキが売り切れていることも珍しくありません。なぜクリスマスイブ当日にケーキの店頭販売を控えるようになったのでしょうか。大手コンビニの運営会社に聞きました。

~予約販売を強化~
12月24日にクリスマスケーキの店頭販売を控えるようになった理由について、ファミリーマート(東京都港区)の広報担当者に聞いたところ、次のように教えてくれました。

「当社は食品ロス削減に向けて、2019年からクリスマスケーキの予約販売を強化し、お客さまの需要に合わせて製造数を調整するよう努めています。あくまで2019年度の実績ですが、クリスマスケーキの店舗での廃棄量は、予約販売を強化する前と比べて、約2割減りました」

では、クリスマスケーキを店頭で一切販売しないのでしょうか。担当者は「当社のカタログに記載されている商品は、基本的に予約販売のみの取り扱いになりますが、店側の希望で24日に店頭販売をする場合もあります。また、1人用のサイズのショートケーキやモンブランなどは24日も販売します」と話しています。

ローソン(東京都品川区)の場合はどうでしょうか。同社の広報担当者は「食品ロス削減のため、クリスマスケーキなどの催事商品は原則として、予約販売をするよう推奨していますが、店舗によっては、売り上げが見込めるなどの理由で店頭販売を実施する場合もあります」と回答しています。

また、新型コロナウイルスの影響で、公式アプリによる予約販売を本格的に導入したと説明しつつ「コロナ禍で人との接触を控える人が多い中、当社は2021年からローソンアプリによるクリスマスケーキの予約販売を本格的に始めました。予約や商品の受け取りの際に、接触機会の低減につながることから、アプリで予約をする人が増えています」

なお、セブン-イレブン・ジャパンなどを傘下に持つ、セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区)の広報担当者は、次のように説明します。

「クリスマスケーキは原則として、セブン-イレブンの店頭または食品注文サービス『セブンミール』のいずれかで事前予約をしないと購入できません。しかし、店舗によっては、お客さまのニーズにお応えするために、店頭販売を行う場合もあります」

3社とも、一部店舗では店頭販売を実施するようです。<了>

無駄を減らす取り組み(食品ロス等)は、時代背景を鑑みても当たり前だと思う。
また企業姿勢として「ポーズ」の要素も少なからずあるのかも。言い方を変えれば建前的な話しってことね。

ただ、買う側からすれば、25日の値引きされたケーキをGETする喜び(!)はなくなっちゃったよね。
60%くらいで買える喜びって、何とも言えないものがあったから。

あと、かつて流通系の仕事に従事していた時に、問屋とかの付き合いでクリスマスケーキを買わされることがあったけど、今でもそんな慣習はあるのだろうか?
要は取り扱い(販売する)側のノルマの問題だよね?
「それも予測して売ったら…」と思っていたから、予約販売に特化する取り組みは、無駄もなくせるし、商慣行として健全といえる。

三方良しじゃないけど、誰も不幸にならない仕組みづくりはやらなきゃダメだよ。
無理を強いるビジネスは、現代では持続しないから。