木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

「一木一優」研修会

2014-01-19 23:47:14 | 木工
京都木工芸同好会「一木一優」の研修会をしました。
テーマは、「隠し蟻」実技
会員10名のうち8名の参加で、隠し蟻の実技を通して指物の基礎を再確認しようと取り組みました。


まずは、墨付けから。


付けた墨に沿って、胴付き鋸で段欠き、鑿でほぞの刻み・・・
若い会員が参加できなかったので、参加者の平均年齢は約68歳!
墨線、鑿の刃先など「見えない!」「目が・・・」など皆さん苦しいものがありました。




初めて隠し蟻をしたと言う人もいましたが、昼食を挟み、夕方までにはなんとか完成。
研修を通じ、技法だけでなく、刃物の研ぎ、機械に頼り使わなくなっている鋸の使用など大切な木工の基本も改めて確認し合いました。


夕方からは会場を、宇治市笠取のアクトパル宇治に移して、「一木一優」の新年会。
夕食の猪鍋をつつきながら、話ははずみました。
部屋に帰っても夜遅くまで木工談議はつきませんでした。


一夜明けて今朝は一面の銀世界。
昼食を済ませ、道路の雪も溶けた頃、一泊で行われた研修会&新年会も終わって解散しました。
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