木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

テーブルの修理

2015-06-30 18:58:59 | 
我が家で長年使っているテーブルの漆の塗り直しをすることにしました。

栃の一枚板で拭漆仕上げ。
25年以上の使用で、天板のよく使う場所は漆もすっかり取れてしまいました。
脚には椅子の当たったへこみなどありますが、塗り直す必要はないようです。
多少の板の反りはありますが、がたつきなどはほとんどありません。


まず、240番の耐水ペーパで研ぎ直し。


表面の傷はすべて取り切れませんが良しとします。


生漆をしっかり吸わせ、残った漆はへらで取って乾かします。
乾いたら次は400番で再度研ぎ。
そして摺りを重ねて・・・


元の輝きがよみがえりました。
少し厚めに拭いたのであと20~30年は大丈夫でしょう。
車もこのくらいは使えてほしいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする