久しぶりに四方盆を制作しました。
この四方盆、私の木工歴の原点の一つなのです。
始めて作品が売れたのもこの四方盆。その後お世話になった豊島さんとの縁をつないでくれたのもこの四方盆でした。
今から約35年程前になりますが、指物を本格的にやり始めた頃、京都市岡崎の勧業館(みやこめっせの前身)伝統工芸コーナーのガラスケースの中に桐の「四方盆」が展示してありました。
それを見て、同じ頃黒田材木店で見つけた茶神代杉の板で作ってみたくなり、何度もかよって大きさや勾配を目に焼き付けました。
茶道具の本などで四方盆について調べ、構造は四方転びという形であり、さしがねを使って角度が出せることもわかりました。
これがその当時作った四方盆。母にあげたものが実家に残っていました。
当時作った上端留め向こう留めの削り台も健在で、今回もそれを使って留めを削りました。
下端の勾配を削る台も当時の物。
昭和60年に作った物でした。
当初は接着はいも矧ぎでしたが、現在は雇い核を入れています。
組み立てはセロテープで押さえて接着。
高台にも雇い核を入れました。
今回4枚制作し、秋の作品展(月見の煎茶工芸作品展、工芸の美展 等)で展示します。
この四方盆、私の木工歴の原点の一つなのです。
始めて作品が売れたのもこの四方盆。その後お世話になった豊島さんとの縁をつないでくれたのもこの四方盆でした。
今から約35年程前になりますが、指物を本格的にやり始めた頃、京都市岡崎の勧業館(みやこめっせの前身)伝統工芸コーナーのガラスケースの中に桐の「四方盆」が展示してありました。
それを見て、同じ頃黒田材木店で見つけた茶神代杉の板で作ってみたくなり、何度もかよって大きさや勾配を目に焼き付けました。
茶道具の本などで四方盆について調べ、構造は四方転びという形であり、さしがねを使って角度が出せることもわかりました。
これがその当時作った四方盆。母にあげたものが実家に残っていました。
当時作った上端留め向こう留めの削り台も健在で、今回もそれを使って留めを削りました。
下端の勾配を削る台も当時の物。
昭和60年に作った物でした。
当初は接着はいも矧ぎでしたが、現在は雇い核を入れています。
組み立てはセロテープで押さえて接着。
高台にも雇い核を入れました。
今回4枚制作し、秋の作品展(月見の煎茶工芸作品展、工芸の美展 等)で展示します。