木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

座卓の制作3

2020-03-10 22:56:46 | 木工
座卓の制作も佳境に入って来ました。
長手の加工もまずは鋸で


今回使用したのは、茅野の田中米吉作の尺鋸
流れることなくまっすぐ挽ける上に、


恐るべしこの切れ味。
長さ2m(両側で4m)の欅があっという間に挽けてしまいました。
この鋸、かれこれ30年以上前に茅野の工房にお邪魔して譲っていただいたもの。
大切に使わせていただいています。


次は鉋で削り出し。まずは荒仕工で


更に中仕工、上仕工で曲面に仕上げ、


最後に平面の仕上げ削り。


胴張りにした脚を大入れにするため天板を掘り込み


仮組みし、部材の加工がほぼ完了
どう加工するか迷いましたが、工房中を細かな鉋屑と粉塵まみれにすることもなく・・案ずるより産むが易しとはこのこと?
コメント
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