木工芸・漆・道具        

 木肌の美しさに惹かれ、指物の伝統技術と道具に魅せられて・・・・・ 木工芸 市川 (宇治市炭山)

五稜箸

2021-09-20 09:24:44 | 木工

久しぶりに「五稜箸」をつくりました。

今回できたのは全部で26膳。


9月の初めに楓の縮杢の材を使い、鉋で五角形に削り出し


空研ぎはせずに生漆を塗り、良く乾かして水研ぎ。#240からはじめ、#320、#400,#600とくり返し


下地ができた後、生漆を塗って拭き重ね、少し漆層を厚く仕上げます。


黒田乾吉流の拭漆ですが、箸、食器などには向いているように思います。

「五稜箸」という名前は、私の高祖父が勤めていた故郷にある「龍岡城五稜郭」にちなんでつけたものです。
十数年前から作りはじめ、年間100膳近く作ったこともありました。

ちょうど数日前、NHKBSの「心旅」という番組で、火野正平が故郷の町とこの龍岡城五稜郭を訪ねていました。



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