Chun日記~両足脛骨欠損症の娘をもった父親の育児&子育て奮闘日記

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新生児黄疸・核黄疸とは?

2005-08-04 12:14:35 | 未熟児とは?どこが違うの?
未熟児特有の症状のお勉強シリーズ第3弾!
今回は新生児黄疸 です。
ちょっと、文献から引用している部分があるから難しくてごめんなさい。

 新生児黄疸・核黄疸 

 約9割の新生児には黄疸が表れます。これを「新生児黄疸」というそうです。
 黄疸は血液中のビリルビンという色素が増えるために起こるそうです。
 ビリルビンというのは、血管の中で酸素を運ぶヘモグロビンが分解されてできる物質・・・と言うことで・・・・・
 で・・・・・どういった風にこの物質が働くか・・・というと・・・
 胎児はおなかの中では常に酸素が不足しているために、赤血球が多い状態になっていて、生後、肺によって効率的に呼吸できるようになると、赤血球を分解し始めます。(うーむ、難しい)
 この時、赤血球の色素であるヘモグロビンも分解されるためにビリルビンが高くなってしますそうです。
 このビリルビンは大人では胆汁中に排泄されるんだそうですが、新生児ではこの排泄機能が未熟なこともあり、黄疸が起こってしまうんだそうです。
 この際に・・・・・・もしも・・・・・ビリルビンの濃度が異常に高くなって、脳の神経細胞がおかされてしまうと・・・・・核黄疸というこわーい症状に変化します。
 未熟児は成熟児に比べて核黄疸を起こしやすいらしく、成熟児なら核黄疸になるはずもないような低いビリルビン濃度でも起こしてしまうそうです。怖いですね。核黄疸は脳性麻痺の原因の一つであるため、非常に重大な病気のようです。
 
 最近ではビリルビンを光線によって無害な?物質に化学変化させ、尿中に排泄を促す光線療法を行うことにより、核黄疸を発症する子はずいぶん減っているようです。
 そういえば、NICUにいくと当然のように光線をあてていますものねえ・・・・ あれが今思うと光線療法だったのかな?

 うちの娘は、新生児黄疸の段階で光線療法が効果を発揮してくれたらしく、改善しました。
 こうして調べる余裕が出来て調べてみると・・・・改めて恐ろしいなあ・・・
 NICUのスタッフの皆様に感謝の気持ちが強くなりますね。


コメント
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